少し前に大学時代のアメリカ人の友人が泊まりに来てくれて、一晩中語り明かしてしまいました。ワインも3本くらい空いたかな(笑)。彼女の前のご主人が再婚を決めたそうで、それをきっかけにアメリカ人の結婚観の話になりました。もちろんアメリカは広いし、いろいろな人がいるので、一般論は実は思うほど一般的ではないのですが、まぁ、私たちの周りの少ないサンプルを基にして、という意味で、ご紹介します。

 

 

婚前契約

 

彼女の前のご主人は、今回の再婚に当たって、新しい奥さんとなる人とプリナップを結んだそう。プリナップ(Prenuptial Agreement、婚前契約)とは、結婚前にあらかじめ夫婦生活に関する取り決めを公式にしておくことで、例えばそれは資産の取り扱いや離婚の条件などが含まれます。

 

日本人の感覚からすると、ドライだな〜、と感じてしまいますが、アメリカではよく聞きますね。セレブの人なんかだと、やらない方が珍しいんじゃないかしら。自分の財産を守るためには、Independentなアメリカ人にとっては自然な選択肢なのです。お互いの結婚観が合致するとは限らないし、合致しないのに一緒にいるのは逆に自然の摂理に背くという感覚です。

 

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アメリカ人の結婚観

 

アメリカ人の結婚観は、その国土と同じほど多岐にわたりますが、2つの重大なことがあると思います。

 

自立

 

これは結婚だけに限らず、アメリカに居住する上でベースになるものです。会社も家族もある程度は守ってくれるけれど、最終的には自分の足と頭脳を使って生きていかなければなりません。

 

日本の文献やインターネットでよく「アメリカで専業主婦はいない」とありますが、これは必ずしも正しくありません。専業主婦、専業ママは見回せばいるし、特に私の住むエリアは裕福で子供のいる家庭が多いので、平日の公園やスポーツクラブには親子がたくさん見受けられます。でもそれイコール自立していない、というワケではないのがアメリカです。

 

夫婦で相談をして、子供が小学校に上がるまでは夫婦どちらかが育児に専念する、という決断をし、その役割を遂行します。でももし事情が変わったら、その役割は夫婦で交代もできるし(ママが代わりに働きに出て、パパがステイホームになる)、やはり共働きという選択をする場合もあるでしょう。つまりパパなしで自立することができない、という状況ではなく、選択なのです。

 

それは子供がいない場合も同じです。仕事を辞めて家に居る決断をする女性もいるし、その場合はボランティアなどの別のライフワークを持ったりします。そしてその決断を夫婦で尊敬し合うのです。たとえどちらかが家にいる生活になっても、夫婦はパートナーシップを大切にし、仕事上の問題を一緒に話し合ったりしてサポートしあいます。「亭主元気で留守がいい」って感覚はアメリカ人にはあまりないし、それが出てきた時点で夫婦生活は破綻が始まっていると言っても過言ではありません。

 

男と女として、魅力的でいたい

 

アメリカ人は結婚してもデートナイトを設けたり、愛情表現を欠かさないことによって、パパ&ママであると同時に、男と女であることが大切だと捉えます。セックスレス歴10年とか、絶句レベルです。

 

でもすべてのアメリカ人夫婦が、夫婦間の愛情やパッションを持ち続けられるわけではありません。アメリカ人だって、日本人同様夫婦で魅力を感じられなくなったり、レスになったりします。ただそこで、「しょうがないか」と思うか、「解決しなきゃ。できなければ離婚しよう」と危機感を持つかの違いがあるのだと思います。

 

国際結婚 プリナップ プレナップ

 

私の場合

 

私は日本人なので、両親や周りの結婚生活を目の当たりにして育ち、やはり結婚生活を条件を並び立ててプリナップを結んだりすることには抵抗があります。もちろん暴力や浮気などで結婚生活を続けるべきでないケースは別ですが、そうでなければ人生をかけた選択を全うするべきではないのかな、とどちらかと言うと古い考えの持ち主かもしれません。

 

夫への愛情云々は、夫が子どもたちと私への責任、それはお金のことも家事の分担も含めてですが、を果たしてもらった上で、やっと夫婦間の愛情とか、デートをする余裕が生まれるのでは、という考え。その「責任」と「デート」が同じレベルで並んでしまうのは、少しばかり抵抗がある私。私の周りの日本人の友達もその考えが多く、日本人同士の夫婦に比べて仲良くはしていますが、それは家族への責任をしっかり果たしてくれるから、ってパターンが多い気がします。

 

友人の前のご主人の場合

 

あと5年ほどで定年を考えている彼は、彼の結婚観、というか、結婚に関する条件に合致する人を見つけるため、同時進行でいろいろな女性とデートをして、しっかりとそれぞれの女性をいろいろな角度から吟味し、今回の女性を選んだそうです。プリナップを結んだことにより、条件に合わなかったら失うものは何もないから、今回の3度目の結婚にたどりついたそう。

 

しっかり吟味するのは賛成だけど、失うものは何もないって・・・。嫌な予感がするのは私だけ?

 

まとめ

 

アメリカ人の結婚観についてお話ししました。「自立」と「男女としての魅力」に重きをおくアメリカ人。「安定」と「責任」に重きをおく日本人。結婚においてその全ては大切ですが、その優先順位が異なるのが結婚生活の難しいところですね。

 

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