前回は、アメリカで同じ会社に長く勤めるメリットについてお話ししました。

アメリカで同じ会社に長年勤めるメリット3点 – 終身雇用はあり?なし?

 

今回はデメリットの方をお話しさせてください。アメリカにいるとどうしてもデメリットの方をよく聞くのですが、これは個人個人のライフスタイルによるので、周りの情報に惑わされず、自分自身と照らし合わせてよく考える必要があります。

 

 

お給料がほぼ据え置き

 

やはりこれがトップにきてしまいます。これは会社によるので実際数字では比較しづらいんだけど、私のITの仕事の経験に限って書いてしまいますね。私は今の機関がアメリカでの仕事では4社目ですが、それぞれの転職で最低でも15%くらいはお給料が上がっているし、実際に内定を辞退した転職先からも同様のオファーをもらっています。その他にもサインインボーナスと言って、転職する際にまとまったお金をもらえることもよくあります。額はまちまちですが、3000ドルから10000ドルまでいろいろありました。同じ会社にいると、年の昇給は平均して3%くらいではないでしょうか。私が以前いたコンサルティングファームでは、平均的な査定だと昇給がゼロって年も普通にあったほど。

 

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井の中の蛙になりがち

 

個人的にはこれが一番の問題かな、と思います。今いる環境が、今付き合ってるクライアントが、今一緒にいる同僚が、今いる会社のしきたりが、今使ってる技術の内容が、世界の共通だ、みたいな感覚に陥ってしまうのが、同じ会社に長く勤めることの大きな大きなデメリットです。

 

私は同じ会社に7年勤めたことがありますが、コンサルタントだったので、異なるクライアント先で新しい技術やプロセスを学び続けました。それがあるから、今の職場でのやり方の問題点も優れている点も、しっかり見て取れて、それを提案することができます。でもこの職場に大学を出てすぐ就職した人と仕事をすると、「その根拠のない『こうあるべきだ』みたいな自信はどこから来るの?」とイライラしつつ、ここではそうかもしれないけど、それは外の世界に出れば相当時代遅れだよ、ってことをやんわりと分かってもらうように努力することができます。

 

学ぶ気力が少ないと思われるかも

 

これは何十年も同じ会社に勤めて、いざ転職しようとするときに気づくことの一つ。企業側は20年も勤続してマネージメントまで昇進したならともかく、平社員のままで20年って仕事あまりしたくない&新ししいこと学びたくないってタイプじゃないの?と勘ぐられるかもしれません。

 

同じ会社 長く勤める アメリカ

 

外の世界に出るのが億劫になる

 

あまりに同じ職場にいて同じ仕事をするのが心地よくなると、新たに転職活動を始めるのが億劫になります。今の仕事も楽だし、別にまた1から始めなくても、と消極的になってしまうんですよね。私は公務員ということもあり、同僚たちもこのタイプ非常に多いです。

 

そのために、私は定期的に履歴書を見直し、自分を転職モードに持っていきます。持っていくだけ持って行って、実際にはマジメに転職活動はしないことが多いけれど、そうやって予行演習をしておくと、いざというときに抵抗なく転職活動を始められるのです。

 

モティベーションの維持が課題

 

同じことを繰り返せば、人間ですから飽きます。それでも慣れないことだったらなんとかそつなくこなそうと汗水を流す場面もあるのでしょうが、慣れてきてしまえばただなーんとなく過ぎる日々。ここだけの話、公務員にはこういう人多いです、ボソボソ。

 

私なりの解決法は、常に新しいことを取り入れようと自分にも周りにも働きかけること。新しい技術が出てきたらリサーチをして、出張してベンダーとミーティングをし、そのアイデアを持って帰り、部署全体にプレゼンをします(時には頼まれてないのにします)。そうすることによって、それが自分の役目になって、自分自身はもちろん周りにもちょっとしたワクワク感を伝えられるかな、と願って。

 

いかがでしたか。ちなみに私は大学を卒業して、同大学に就職して2年半、大手コンサルティングファームで6年半、Big4のうちのひとつで1年未満、今の政府系機関で5年、というのが私のハイレベルな(これは英語では、すごいって意味じゃなくて、大まかなという意味です)職歴。長いのも短いのも混ざっていますが、やはり5年単位くらいで動くのが私にはしっくりくるかな。人間関係、組織がどう決断を下すのか、などが確実に理解するのに、私には5年くらいはかかってしまうので。

 

みなさんは転職したことはありますか?どのくらいのスパンで転職をしますか?

 

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