今、技術はものすごい勢いで変化していて、IT業界にいる私たちは日々それに置いていかれるのでは、という恐怖にさらされています。勉強をやめた時点で置いていかれるわけですから、気が抜けません。でもそれはIT業界に限ったことではなくて、どの分野も似たり寄ったりではないかと思います。オートメーション化が進んだおかげで、以前ほど事務的な仕事をする社員は必要ないだろうし、英語を武器に仕事をしていても、フィリピンやインドなど安価でしかも英語をペラペラ話す人たちが大量に押し寄せるこの時代、語学だけでは勝ち目がありません。

 

さて、私たちはどうやって、食い扶持を稼いでいけばいいのでしょうか。今日はその提案です。

 

 

私の働く機関でのシステムのクラウド化

 

少し難しい話をしますが、今テクノロジーの世界では「クラウド」が主流になる気配を見せています。つまりはコンピューターシステムがのっているサーバーなどを社内、もしくはデータセンターなどで、自分たちで維持をするのが、on premiseと言って、今までの多くの会社のやり方でした。それがクラウドベース、つまりは専門の会社に維持を丸投げして、自分たちはそこにあるシステムやデータにただアクセスするだけのクラウド主体のやり方に多くの企業が移行しているのです。利点はもちろんコスト軽減。データセンター代もかからないし、サーバーのセキュリティアップデートなども専門会社が勝手にやってくれるし、そのための人材も必要ありません。

 

ただクラウドにも心配な点があって、その代表的なものがセキュリティ。特に誰にも知られてはいけない個人情報や国家機密を抱える会社や機関では、人様にその管理を任せるのが不安だと考える筋がまだ多いのが現実です。

 

アメリカ政府も2010年にオバマ元大統領が「クラウドファースト戦略」を打ち出し、今後10年でいくつもの政府機関のシステムをクラウド化し、コスト削減を図るというマンデートを出しました。そしてそれがなかなか成功しているので、私の働く機関も重い腰を上げたというわけ。

 

そこで不安に苛まれたのが、うちの部署で働くデータベースアドミニストレーターと言って、データベースの維持をする人たち。だってその維持の仕事が別会社に行っちゃったら、少人数は残るとしても、全員残る必要は無くなりますから。今日のミーティングでも、それを懸念する声が上がりました。

 

対処法

 

これはごく一例で、もう全ての職種において、今まで当たり前のようにあった仕事が、これからどんどん消え去ると思うんです。単なる時間の問題です。今後数年のうちに何かが突然変異するってことはまれでしょうが、これから10年以上働く予定の人は、今と同じようなことをずっとやっていられるってのは難しいですよね。そんなこれからの時代をうまく生き残る人というのは、3つの特徴があります。

 

仕事を作り出せる人

 

今の仕事がなくなるなら、新たにビジネスを作り出せばいいだけの話なのですが、それができる人はなかなかいないでしょう。サラリーマンで言われたことをやり続けた私たちは、ただの白紙と色鉛筆を渡されても何を描けばいいかわからないですから。これからは何をするときでも「どうして私はこれをしているんだろう」と別の角度から考える癖をつけるべきでしょう。

 

先ほどのクラウド化の例でしたら、データが自分たちの手から離れるとなるとコンプライアンスはどうなるんだろう、セキュリティアップデートのスケジュールをフレキシブル化することは可能か、など、隙間タスクは山ほどあります。

 

少し前の経済産業省の報告書にも、IT融合により時代のニーズを踏まえたビジネスをデザインできる次世代の高度IT人材像を具現化する必要があると書いてあります。仕事は与えられるのではなく作り出す時代ですね。

 

ワークシフト 仕事がなくなる

 

Learning Agility(学習機敏性)

 

勉強や経験から新しいことをすばやく学び、それをすぐに現場で活かすことができる能力のことを、英語でLearning Agilityと言いますが、これもとても大事。先ほども述べたとおり、世の中は急激な勢いで変貌を遂げていますから、それに追いつくだけでなく、それをすばやく学んで自分の環境で活かして成功を導かなければなりません。要領の良さがキーですね。

 

常にアンテナを張り、自分の身の回りで何が起きているのかを知り、それからさらにリサーチを重ね、その変化にすばやくadapt(対応)する。このような人は生き残ります。

 

People Skill(ピープルスキル)

 

人と関わりあうための能力のことです。実直に仕事を続けるのはすばらしいことですが、結局はカリスマ性があり、周囲に影響を与え率いる能力に長けている人が、実直に働く人の上に立つという仕組みが、今の時代の常識になりつつあります。人前に立ち、大統領選のときのオバマ大統領のように、人の心に訴えかけるようなスピーチをできる人についていきたいという流れは、イエスキリストの時代から変わっていませんね。

 

まとめ

 

普段はババア気分の私ですが、実際はあと20年以上も働かないといけない若者なので、ワークシフトがこれからの大きな課題です。実は私がブログを始めた理由というのも、自分の考えをまとめて文章にしたり、人様の反応を見たり、書く前にリサーチをしたりと、これからのキャリアに何らかのポジティブな影響があるのでは、と考えたからです。今私たちはどこへ向かっているのか、どこかにチャンスは転がっていないか、というか作り出せないか、そのようなアンテナを張り続ける習慣を持てたら、と考えています。

 

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