日本でもドライブレコーダー(車載カメラ)を取りつけているかたが増えているそうですね。車にカメラを取り付けて、いつでも自分の車に起こったことを録画できるようになったことで、事故の際など役に立つようになりました。追突事故などで、相手側に非があっても、それを証明できないことがあります。映像は、そのような事故を客観的によい判断材料になるので、取りつけておいて損はないかと思います。

 

ドライブレコーダーはアメリカではdash camと呼ばれます。私の周りでも取りつけている人が増えましたが、私はあまり遠くまで運転することがないので、興味を持っていませんでした。ただ最近政権も代わり、なんだか薄意味悪い雰囲気が漂っているので、取りつけたほうがいいのかな、と考え始めたんです。今日はそのお話です。

 

 

同僚がどこかのニュースで話題になっていた映像を見せてくれました。その映像では、とある男性が路上で警察に止められ、職務質問をされていました。その男性は、車を止められた瞬間にカメラを作動させ、警察官との会話の一部始終を録画したのです。政権が変わって以来、移民を取り締まる動きが出てきているため、警察官に男性がアメリカ市民かどうか聞かれたドライバー。そこでドライバーの落ち着いた言動が印象的です。「なぜそんなことを聞くんだ?」と。

 

州にもよるのかもしれませんが、私が住むあたりでは警察官が理由もなく引き止めて、質問や要求を強制することは法律で禁止されています。だからたとえ違法移民であるように見えても、何かしら理由がなければ職務質問はできないのです。まあ、多くの場合はちょっとしたスピード違反とか、無理やり理由を作るのでしょうが。

 

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そのドライバーはもともとは英国籍だったのをアメリカ国籍になり、現在はアメリカ市民です。たとえ生まれた国がアメリカでなくても市民としての権利はあるわけで、「これは違法だから、私は要求に応じません。」と突っぱねていました。強い!

 

この話の恐ろしいところは、外見による職質が行われてしまっているところです。日本だと移民の取り締まりは違法ではないのでピンとこないかもしれませんが、私や家族がアジア人の風貌であるがために、引き止められてパスポートの提示を求められるのは、今後エスカレートしていくことが危惧されて恐ろしいですよ。過去にナチスでユダヤ人が徐々に迫害され始めたことや、戦時中に日系アメリカ人がキャンプに収容されたことを思い出させるから。

 

もうひとつ、警察によって止められた話があります。これは少し前に動画で見たのですが、とある女性が田舎道の交差点でパトカーが後ろについていることに気づきました。そこはど田舎なので、他に車も人もいなくて、そのパトカーと彼女の車しかいませんでした。そこで彼女はドライブレコーダーをスタートさせ、一部始終を録画することにしました。

 

赤信号で止まり、そのあとに出発しようとするとサイレンを鳴らして、彼女に止まるように指図をします。その警官が「信号無視をしただろう」と責めるので、それを否定すると、「パトカー内のカメラでちゃんと録画しているよ」と脅す警察官。そこで彼女は「あら奇遇!私も自分のカメラで録画しているの、私が赤信号で止まったところを!」とカメラを指差すと、なんだかんだ理由をつけて、その警官は立ち去りました。

 

いや〜、怖い怖い。

 

ちなみにここで述べた2件のケースでの映像ですが、私の州では相手の承諾なしに録画をすることは違法なので、裁判で提示しても効力を持ちません。ただ正義を貫くために、SNSなどで拡散することはできるので、やはり録画はしておくべきです。

 

まぁ、このようなケースが私の身に起こることはないと信じていますが、私の住む地域は渋滞が激しいので、事故はいつでも起こり得ます。先月、ママ友のひとりは、スーパーの駐車場で一時停止をしていたところ、後ろから追突され、その相手に「向こうがバックでぶつかってきた」と嘘をつかれました。そのときにドライブレコーダーがあったら、と思ったそうです。

 

ただ、私の州では、後ろから追突されたら、どんな状況であれ、後ろの車の過失になるので、前の車がどんな急ブレーキを踏んだところで、過失は後続車のみなのです。だから彼女の場合に至っては映像は必要ないわけですが、それでもやっぱりドライブレコーダーを搭載しておくべきかも、という気にさせられました。

 

ちなみに買うならこれかな、と思っています。

 

Dash Cam by Rexing

 

最初の話に戻って、理由もなく警察が職務質問をすることができない法律は、考えさせられる結果もうみます。これもだいぶ前にニュースで読んだのですが、警察が見張っていた麻薬密売人のトラックを停止させ、麻薬が見つかったことで逮捕に至った事件がありました。ただ裁判の段階になり、超安全運転をしていた麻薬密売人の車を停止させた理由を法的に説明できず、結局この麻薬密売人は釈放されました。え、麻薬はどうなったのって思うでしょ?何もなかったかのように釈放ですよ。それってどうなの?って思いますよね。

 

私が車にカメラを搭載することによってどこまでポジティブな影響があるか分からないし、どちらかと言えば、その映像を使用することがないような平和な毎日を送りたいものですが、自分の身は自分で守らないといけません。というわけで、現在ドライブレコーダーを絶賛リサーチ中であります。

 

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