子供を持つ親御さんならいつかは通らなければならない試練がありますね。それは、例の「赤ちゃんはどこからくるの?」の質問でございますよ。みなさん、どうしてます?実際の答えは「コウノトリが運んでくる」が正解なんですけど、そのコウノトリ君がどう運んで、どう着床させるかって話になると、、、いやん。

 

アメリカの公立学校では、群ごとに家庭教育のプログラムが指定・公開されています。Family Life Education、つまり家庭教育とは、日本の学校でも行われる保健体育の性教育の部分と、プラスアルファみたいな感じでしょうか。毎年カリキュラムをもらうのですが、長女が4年生になり、なんだかカリキュラムが急に真実味を帯びてきたので、いつになくしっかり読んでみました。

 

 

カリキュラムは幼稚園から始まって、高校生になるまで続きます。もちろん学年に応じて、内容は異なります。

 

ちなみに家庭教育ということなので、性教育だけに限りません。社会と家庭のつながり、家族関係、家族の決まり、性犯罪、そして栄養バランスの大切さなどなど、これからの人生でコアとなる部分を全般的に教育の一環として取り組まれています。そういう教育に学校で計画的に携わってくれるのは、ガイドラインが分かって私は助かっています。

 

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まず小学一年生では、いろいろな家庭形態が紹介されます。両親が一緒に住んでいる家庭、両親や姉妹兄弟以外も同居している家庭、シングルペアレント、養子縁組、継父母との関係などが羅列されています。ゲイやレズビアンカップルがまだリストにないっていうのが、まだまだ根強い反対意見を考慮してのことなのでしょうかね。

 

あとは知らない人や家族から体を触られたり、スマホやパソコンでヌードを見せられたりがあったら、信頼できる大人に相談する大切さも繰り返されるようです。これは本当に大事ですね。このくらい小さい子供たちが被害にあう場合、信頼できる大人によるものも考えらるので、その善悪を把握することが第一歩。

 

3年生の次女のクラスになると、もう少し詳しく勉強します。身体の部分についての正式名称なども勉強するそうで、子供たちは大騒ぎになるでしょうね。そういえば、次女は去年の夏日本に3ヶ月もいていろいろ学んできたせいか、帰ってきてからちんこちんこうるさくて困っていますよ。おっと失礼。

 

加えて、3年生からはいよいよ性教育っぽくなってきて、赤ちゃんが生まれるには男と女両方が必要であることを学ぶようです。赤ちゃんは、男が精子を、女が卵子を提供することによって命が始まると習います。

 

そして長女の4年生になると、いよいよ受精について詳しく学びます。もし質問があったら、このように答えるとガイドラインがあります。

 

質問「どうやって精子は卵子に到着するの?」
答え「女性の子宮から卵管を泳いで通ります。精子には尻尾があって動くので、泳ぐことができます。」

質問「精子はどうやって女性の体に入るの?」
答え:「男性のペニスによって精子は女性の性器に入ります。」

質問「どうやってペニスは女性の体に入るの?」
答え:「ペニスが女性器に入り込みます」

 

こ、これは、、、コウノトリさんカモン!

 

性教育だけでなく、家庭内でネグレクトをされたり、電子機器による性被害(ポルノ画像を見せられたりなど)から、身を守る重要性を教えられます。

 

家庭教育 性教育 アメリカ

 

こんな感じで、学年が上がるにつれて、だんだんと詳しいことを学んでいき、家庭教育の科目の最終学年である10年生(日本の高1)だと、婚前交渉を控えることの大切さが説かれます。彼氏・彼女を選ぶ際のステップ、妊娠した場合の兆候と対処法、出産などなど、がっつり教えてもらうようです。

 

このようにかなり踏み込んだ内容のカリキュラムになっているので、このプログラムを拒否する家庭もあります。私の知っている家庭だと、敬虔なキリスト教とイスラム教の家庭はopt out(回避)しています。内容と時期は家庭の問題であると彼らは考えているわけですね。あとはゲイやシングルペアレントなどの様々な家庭形態を紹介するので、宗教的な理由でそれに反対している場合は、子供たちに紹介したくないのでしょう。私はどのようなことでも知識としては子供に伝えなければならないという考えの持ち主ですが、その説明のしかたを学校に委ねるのでなく、自分で判断したいという考えは分からないでもありません。

 

4年生の長女は先日ついに生命の誕生の仕組みを学んでしまい、「気持ち悪いこと勉強した!」と落ち込んでいました。「自分たちがどうやって生まれるのかもう分かったけど、それを妹や友達に言ったら停学処分になるから、絶対言わない」と次女に対して頑なに口を閉ざしていましたよ。「誰にも言わないから教えて!」とねだる次女ですが、彼女の「誰にも言わない」がどれほど信用ならないかよく分かっている長女は口をつぐんだままです。そんな長女のために、親の私もどのような質問にもきちんと答えられるように準備をしておかないといけませんね。コウノトリに頼るのも今年が最後のようです。

 

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