私は週の半分は出勤で早朝4時起きをします。頭が半分以上寝た状態での身支度は大変。睡眠時間と睡眠の質を測れるスマートウォッチをつけているのですが、そのスマートウォッチによると私は毎朝6時くらいまで寝ていることになっています。だから4時に起きても6時くらいまでは身体も頭も寝ている状態ということですな。

 

さてそんな寝てる状態で、出勤のための身支度を整えつつ子供たちのお弁当を作っていると、ぬぼーっと階段のところに人影が。足音も何もないので、さては数年前に天国に召したおばあちゃん・・・(怖)?

 

 

とみなさんの好奇心を鷲掴みにしましたが(してない?)、霊感を信じない私の元にはお化けも守護霊もやってきません。ぬぼーっと泣きながら階段を降りてきたのは長女のほうでした。「ママに署名してもらわないといけない承諾書があったの」とカバンをごそごそし始めて、「あ、でも見つからないから今日の夜でいいや」と独り言をつぶやくようにして寝室に戻った長女。それからまたぼーっとお弁当を詰めていると、階段から視線を感じます。やはりお化けか?と見てみると、また戻ってきた長女が泣きながら私を見てみます。長女が感情的になることはあまりないのでどうしたのか聞いてみると、「私、学校に行きたくないの」と大泣きを始めたのです。

 

あと10分ほどで出ないといけなくて焦る気持ちを抑えて話を聞いてみると、学校でみんなの話していることがよくわからないと言います。我が家ではテレビは日本のだけと決めているし、週末も補習校とその宿題であっという間に終わってしまうので、娘たちは周りのアメリカ人のお友達の間で流行しているものを知りません。日本語よりも英語のほうがずっと得意だというのに、不思議な現象です。

 

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で、長女は周りの友達が話しているテレビドラマや曲の話がさっぱり分からず、ひとり取り残された気持ちになると言います。考えていること・知っていることや興味の範囲が周りと違うのでアメリカ人の中にいてもいつも疎外感で寂しく感じて、かと言って日本の学校で毎夏過ごすときにはもっと大きな違和感を感じるんですって。

 

・・・いや〜、周りと知識や興味の範囲がずれていて、疎外感と自分自身に対する違和感を持ちながら暮らしているって、私の過去20年のアメリカでの暮らしの話してましたっけ?5年生になってから特にfit in(馴染む)できないと泣いていますが、ママなんか20年ものあいだアメリカでも日本でもfit inできてないからね、逆にすごいよ!逆にこれに慣れちゃうと、寂しさを通り越して楽なんですが、そんなふうに達観することを小5に期待しちゃいけませんよね。

 

これが俗にいうアイデンティティ・クライシスってやつか?と思われがちですが、これはこの年代特有のものではないかな。その証拠に、このような問題点をググってみると、対処法が書かれたアメリカのウェブサイトが数多く見つかりますから。ティーン、そしてティーネージャーになると自分と周りとの境界線に敏感になるものです。皆さんも経験しましたよね?

 

ティーネージャー ティーン 多感

 

私が長女に伝えたことはひとつ。無理にfit inする必要はまったくないということ。先日エリートな友達が子供時代に自分と周りがあまりに違うために苦労をしたという記事を書きました。

アメリカが合う子合わない子

 

長女は日本人ではないけれど、日本と密接に関係しながら生活していて、さらには興味の範囲が小学生らしくないので(政治とか歴史とか医学とか)、そうするとどうしても周りとの距離ができてしまいます。それが原因で登校拒否になったりしたら元も子もないけれど、小学生らしくない政治や歴史に今から興味があるということは、それらの情報を噛み砕いて自分の知識にして、それをさらに趣味の一部として発展させる特殊な能力があるわけですから、すばらしいことですよね。それはもっと大きくなってからきっと強みになるはずで、それを誇らしく思ってほしいのです。周りにfit inすることばかり考えて自分を押し殺すことだけはしないでほしい。自分が好きなことを追求できる社会で自由に羽ばたいて欲しい。そしてそうやって自由に生きる姿に共感する本物の友人ができるはずだから。

 

みたいなことを、先日会った例のエリートな友人の例を使って説明しました。どうやら多少納得した模様。

 

結局私は毎朝乗るバスを見逃して遅刻してしまったけれど、敏感な時期に差し掛かりつつある長女が落ち着いて笑顔になってくれたので、遅刻(ゆえ残業)した甲斐がありました。これから中学・高校と多感な時期を通り抜けようとしている長女の一番の味方かつ大親友でいたいものです。

 

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