小学4年生の長女と小学2年生の次女は今年6月と7月の間、日本の小学校に通いました。アメリカの小学校とは全く環境の異なる小学校での生活はどうなることかと、親の私たちはもちろん、私の両親も妹も大いに心配しつつ見守ったのですが、なんだかんだ楽しく通っているようです。ただ一度だけ長女の方が、「学校なんて大嫌い」と声をあげ、みんなを心配させました。

 

 

どうやら彼女はプールの授業が好きではなかったようです。アメリカの学校ではプールの授業がないことを以前お伝えしました。

アメリカの小学生が体験する、日本の小学校で驚くこと9選!一時帰国で体験入学をした子供たちの戸惑いあれこれ

 

私にとっては寒く思える気温でも普通にプールの授業が行われ、しかも当たり前のようにシャワーは水。うちの娘たちはスイミング教室に通っていたけど、室内プールで、室温もシャワーの温度も生ぬるかったので、水シャワーは滝修行だったのでしょう。

 

でも長女曰く、アメリカで生ぬるかったのはシャワーだけではなく、教え方も生ぬるかったみたい。コーチの言うことがある程度守れたら「すごくよくできた!」とハイファイブ、半分守れたら「その調子、すごくいいわよ!」と肩を叩かれ、全然できなくても「どんどんよくなってるわよ!」と嘘をつかれ、、、失礼、励まされる。そういう環境から来たうちのアメリカ人女子二人にとって、日本のスパルタの体育はかなりのカルチャーショックだったのでしょう。

 

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いや〜、でも昔より確実にゆるくなってるよね?私なんか、体育の時間に何度どなられたことか・・・。

 

先生たちは褒めてくれるでもなく、ただただ命令するんだよ、ですって。・・・っていうか、当たり前ですから、それ。なんて、スパルタ教育を乗り越えてきた私@昭和生まれは言いたくなりますが、アメリカ人の娘たちにはアメリカ式に褒めて励ましていかなければなりません。めんどくせー、ボソボソ。

 

実家の母は「そりゃー、お金を払って習うスイミング教室と、ただの学校の水泳の授業は違うわよ」と言います。なるほど、そっちの見方もありますよね。

 

叱って伸ばす 褒めて伸ばす アメリカ

 

8月に娘たちは実家近くの音楽教室でボーカルレッスンを取ることになり、事前にその体験レッスンを受けさせたのです。彼女たちがいつも歌っているアナと雪の女王の「let it go」をサンプル曲として歌わせてもらいました。長女はそれなりに上手く歌いましたが、次女の音痴がハンパなくて・・・。笑いをこらえるのが大変でしたよ。先生もさぞかし教えにくいだろうな〜と見ていると、「ソフトな歌い出し、すごくよかったよ!」とまず褒め、「サビの部分をもう少し練習してみようか?」と大切な部分にフォーカスする方法で、指導を始めました。

 

レッスン料を払うかもしれない鴨(私たち)がネギ(レッスン料)しょってやってきたのですから、そりゃ先生も褒めるわな。

 

でも、アメリカはお金を払わない学校でも、やっぱり褒めて伸ばす教育だと思います。学校でなくても仕事でも褒められます。ポジティブ心理学が人気なアメリカでは、ポジティブな声かけをした方が成績が上がる実験がいろいろな研究で行われており、その成果は証明されています。

 

そんな風に褒められることが大好きなアメリカ人ですから、モティベーショナルスピーカーもたくさんいます。モチベーショナルスピーカーとは、たいてい大勢の前でスピーチをし、人々に刺激とやる気を与えて鼓舞させ、どう自分のゴールに向かっていけばをコーチングします。草の根レベルで始めて、人気が徐々に出て、本を出版したり、全米各地でセミナーを行う人までいるのです。褒められ好きで、単純な(失礼)、アメリカ人らしいです。

 

私は個人的に、褒められても叱られても、上達にさほど大きな差はないんじゃないかと思うんですよ。どっちの方法でより上達するかは、その人の性格によるところも大きいだろうし。ただ後味がいいのは褒められた方じゃないかな、と。ゴールを達成した後で振り返って、「厳しく叱られてつらかった」と思い出すか、「励まされてワクワクしながら達成した」と思い出すかの違いなのです。だったら褒めた方がいいかな、と思うので、子供達に言葉でのスパルタ教育は施しません。

 

日本の学校のスパルタ教育は、昔に比べよくなったとは言え、アメリカみたいにわざとらしい励ましや褒め言葉はないのでしょう。それが欲しかったら・・・、お金を払って教室に通うのがいいってことなのでしょうかね。

 

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