学校も日本語補習校もなく、比較的時間のあった夏休みは、カメラをいつもカバンに入れて、ふとシャッターを切る機会が普段よりも増えました。いつもは仕事からまっすぐ子供たちのご飯を作るために帰るだけの帰り道も、地下鉄の駅を途中下車して、チャイナタウンに写真を撮りに行ったり。うーん、これこそ、カメラ女子って感じ!

 

 

ただ、もちろん、子供たちが日本から戻り、学校が始まり、写真を撮りに「出かける」余裕は100%なくなります。っていうか、カバンには学校関係の荷物が入るようになるので、カメラさえ持ち歩かず、存在さえ忘れる日々ですよ。レンズも合わせて20万円くらい出して買ったのが去年のこと。もう存在すら忘れるなんて、どこの金持ちの道楽息子だ!

 

スポンサーリンク

 

父親の撮影モード

 

私の父も、世の一般的にお父さんとして、ちょっと遠出するたびによくカメラを持ち歩いていました。どこかの花畑とか、サボテン公園とか、旅行先とか、きれいな背景をバックにいつも同じポーズで写っている私と妹。でも、これぞ昭和の写真だよな、とそれはそれで懐かしくて好き。

 

で、実家の両親は、私が渡米した後、引っ越してしまい、私にとって思い出のつまった実家はもう訪れることができません。渡米して20年近く経つ私ですから、日本の思い出は驚くほど色褪せてしまい、なんとなく覚えていることと言ったら、家の中で繰り広げられた日常。毎日この部屋で母親が仕事から帰るのを待ってたな、とか、ここで一緒にコロッケ作ったな、とか、友達とこの部屋で走り回ったな、とか、淡くて切ないおもひで。

 

思い出せない日常

 

で、時々思い出すので、写真を見て感傷に浸りたいな〜と思うのだけど、肝心の写真がないんですよ。サボテン公園の情景は写真を通して思い出しても、実家での家族団らんにひとときってのは、なかなかカラーでは思い出せない。写真が一枚でもあったらな、と思うんだけど、残念ながら皆無。

 

そりゃそうですよね。毎日繰り広げられる平坦な時間を、わざわざフィルムを無駄にしてまで残そうとは思わないですよね。少なくとも、そのさなかにいるときは。

 

家族で毎晩一緒に見たテレビ、家の門の前で毎朝お見送りしてくれた母親の姿、愛犬との散歩の時間、どれを思い出しても一番尊い時間だったはずなのに、思い出せないのはなんとももどかしいものです。

 

旅先でのきれいな背景の写真もとてもありがたいけれど、毎日繰りかえされる日常も記録に収めておかないといけないな、と思うのは、そういう自分自身のもどかしさがあってからかもしれません。大人になった子供たちと思い出話に花を咲かせるためにも、記録しておきたい日常が、私たちにはたくさんあるのです。

 

私がオリンパスPen-Fとともに始めたこと

 

だから私はオリンパスPen-Fを購入してから、それをキッチンカウンターに置き始めました。かわいくてセクシーなPenはインテリアにもしっくりくるのがいいですよね。本来の使い方ではないのだろうけど(笑)。まぁでも本来の使い方もしているんだから、いっか。

 

ふと気づいた時に、さっとレンズのキャップを開けて、気軽に撮れるのが、軽くて小さいミラーレスのよいところ。家の中は暗くなりがちなので、明るいレンズの単焦点がよいですね。私はマイクロフォーサーズの25mm F1.8を使っていますが、家の中での撮影に最適です。

 

日常写真のコツ4点

 

ちなみに私が考える、日常写真のコツはこんな感じ。

 

何枚も撮る

 

写真家の友人が言っていました。写真のプロと言っても、特別にアマチュアより優れているわけではなくて、強いて違いを言うならば、納得いくまでとにかく枚数を撮るのがプロだ、と。デジタルが主流の今となってはそう響かない一言かもしれませんが、フィルム時代にはそれは大きなコミットメントだったろうし、今だって同じような写真を何枚も取ろうという忍耐はなかなか持てるものではありません。

 

でも何枚も撮れば、微妙な違いが分かるようになるし、その中で納得のいく選択をするセンスも身につくし、偶然の産物も見られることがあります。デジタルなら必要ないショットは簡単に削除することができるのですから、何枚か少しずつ違うバージョンを撮影しておくとおもしろい発見がありますよ。

 

目で見たままを写す

 

ど素人の私からすれば、これには単焦点が一番だと思います。望遠で撮影する風景写真もステキだけれど、今、目の前で起こっている光景をそのまま記録するにはズーム機能のない単焦点で明るく撮るのが最適。単焦点を使うときれいなボケも作れるんです。人間は何かを見るとき、無意識のうちに必要もしくは興味のある対象物に飲みフォーカスを当てています。普段見ている風景にボケはないと思っても、実際は焦点を当てて見ているのはごく一部で、他は実はしっかりボケが効いているんですよ。

 

pen-f olympus 撮影

 

カメラを手の届くところに置いておく

 

私の中ではこれが最初の一歩です。わざわざ棚の扉を開けてケースから取り出して、レンズを取りつけてって、その時点でもう疲れてる(笑)。っていうか、めんどくさくてそこまでたどり着かないかも。そこにじっと鎮座しているカメラを常に横目で意識しているからこそ、ここぞというときにそのカメラに手が伸びるんですよね。

 

直感で写す

 

シャッターチャンスって聞くと構えてしまって、なかなか訪れないと思っちゃいますよね。でも実際は毎時間、いや、毎分くらいであります。家に差し込む日の光は季節によって変わるし、お子さんがいる家庭ではお子さんの表情は毎秒変化するし、今手を伸ばそうとしているお菓子だって日によって美味しく見えたりつまらなく見えたりします。だからこそ、ふと目をやる瞬間はすべて写真に残す価値があると思うんです。

 

これって、私がPen Fを選んだ理由に似てるな。以前のブログで、いかにPen Fが優れたカメラであるかを説いたけれど、結局はその外見を見て、スペックを軽く見て、「これだ!」って直感で思ったんです。これだったら飽きずに相棒にしておけるって。

オリンパス PEN-F を買うかどうか2ヶ月迷った末の決断

 

 

まとめ

 

さ、皆さんも、今手に持っているおせんべなり、iPhoneなりを、パチリ!単焦点でボケを利用して撮るのもいいし、アートフィルター機能がついているカメラをお持ちの方はそれを利用するのもおもしろいですね。今から10年後にノルタルジーに浸れること間違いなし♫

 

スポンサーリンク