昔のドリカムの歌で「笑顔の行方」という大好きな歌がありました。無邪気に、そして素直にできる笑顔というのは周りにいる人を温かい気持ちにさせますね。アメリカ人はそんな笑顔をよく見せます。道で目が合えばニコッと微笑むし、オフィスで同僚とすれ違えば笑顔で挨拶するし、リーダーとして人前でスピーチをする人は必ず所々にカリスマ性のあるチャーミングな笑顔と共に自信たっぷりに話を続けます。人当たりの良さそうな笑顔は成功の秘訣と言っても過言ではありません。

 

 

私が日本でOLをしていた頃は、他の社員たちの笑顔を見ることはとても少なかったのを覚えています。会議が始まれば真面目な顔で一部の人が話し合い、他の社員はすました顔で資料を眺めるか、ひどいと居眠りをするか。唯一笑顔が見れたのは、ランチタイムで一緒にランチを食べていた他の同僚たちと無駄話をするときでした。廊下で(特に男性の)同僚とすれ違っても、笑顔は垣間見れないことがほとんどだったっけ。

 

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お店でも同じようなことがありました。店員さんたちはあんなに丁寧なのに、支払いの際に笑顔を見せてくれることはほとんどありません。スーパーで他のお客さんとつい同じものを手にとってしまい、「すみません!」って私が微笑んでもススーッと立ち去ってしまいます。駅を歩けばみんな表情がなく、歩く能面があちらこちらに。

 

話は逸れましたが、私も能面日本人なので、誰かれ構わず笑顔を振りまくのは性に合わないのですが、意識的に実践しています。どうしてかというと、結局自分の得になることが多々あるから。

 

私は未だに英語をアメリカ人のように話すことはできないので、会ったばかりのアメリカ人が気軽に私に話しかけることはほぼありません。そんな私が、能面のような表情でオフィスにこもっていたら、きっと完全に孤立してしまうことでしょう。だからこそアウトゴーイングではないものの、いつも笑顔で明るく受け答えをするようにしています。そうするとそれだけで人が寄ってくるものなのです。

 

就職 アメリカ 外資

 

数日前、私のマネージャーが不在だったので、代理でマネージメントの会議に出席しました。マネージャー曰く、毎回とてもギスギスした会議で、いつも口論が絶えないと聞いていたので、かなり警戒していたのですが、実際出席してみるとなんとも穏やかで、私の質問や意見にもみんな耳を傾けてくれます。その会議が終了した後、別のマネージャーが「たももがいたから、今日の会議は穏やかだったんだね。普段はものすごいんだよ。」と打ち明けてくれました。もちろんそれはたまたまだったのかもしれませんが、大抵マネージャー達も、気難しいと噂のクライアントも、私と話すときは必ず笑顔。限られた語学力だとしても、「もう一度私と話したい」と思わせるにはどうしたらいいか、ということを念頭に置いて会話をすると、アメリカ人と仲良くなるのには優れた英語力が全てではないことに気づかされます。

 

ただやりすぎはもちろん危険です。私の以前の会社で従事したプロジェクトマネージャーは、いつでもニコニコ笑顔でした。でもものすごい野心家、アグレッシブ、そして笑顔で人を蹴落とすことを仕事を通して知っていたので、その笑顔が嘘くさいったらありゃしない!プロジェクトに従事していなかった別の同僚も、「あのポーカーフェースの下に何が隠されてるのか分からない」と警戒心丸出しでした。

 

あと面接などでは、あまりに人の良さそうなニコニコ笑顔だけを振りまくのも、どうかと思います。どの企業も優れた人材を必要としていますから、いかにカリスマ性とリーダーシップ性があり、専門分野の知識があり、物事を手際よく済ませることができるかが、採用における最重要事項になってきます。そんな中で「笑顔が一番」みたいなのを全面に出してしまうのは、最適ではないかもしれません。それよりかは、笑顔と共にいかに仕事ができるかという部分を、態度と言葉で示す必要がありますね。

 

私が今の職場の面接を受けた際は、今までの仕事の功績を自信たっぷりに説明するようにしました。その面接に立ち会った今の同僚は「どんだけキビキビしてて、性格がキツいんだろう」と不安に思ったと言います。実際一緒に働いてみると、laid backで付き合いやすくてよかった、とこそっと教えてくれました。

 

それは職場だけではなくて、実生活でも、「できるオンナみたいな雰囲気醸し出してるけど、けっこう抜けてるところあるよね」というのがよく言われるフレーズ。私は、第一印象でしっかりしてるのを無意識にアピールする癖があるようですね(笑)。実際は相当マヌケです。

 

アメリカ人と付き合うには、サービス業でなくても、笑顔は大事。マクドナルドでさえスマイルが0円なのだから、あなたも笑顔の一つや二つ、ただであげちゃいましょう。見返りはハンバーガー以上に大きいですよ。

 

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