先日、新たな大型連休「キッズウィーク」の創設を政府が検討しているとの記事を目にしました。

「キッズウィーク」来年4月から実施へ、“学校の夏休みなど分散” by TBS News

 

この記事によると、夏休みなどを1週間短くして、そのぶん秋などに1週間休めるようにする仕組みだそう。政府が企業に働きかけ、有給休暇の消費を促したり、観光産業による地域の活性化も目的の一部なんですって。みなさん、どう思います?

 

 

うまくいけばすばらしいことだと思いますが、しばらくはママ側への負担が増えるんじゃないかな、という私の予想。私も今まで大変な思いで、ワーキングママをしているので、そううまくいくもんじゃないのが想像ついてしまうんですよね〜。

 

アメリカの学校にも多くのお休みがあります。私の住むカウンティの公立校のお休みはこんな感じ。

 

  • 8月29日学校始業
  • 9月5日 祝日 – Labor Day
  • 10月10日 祝日 – Columbus Day
  • 11月7日 Student Holiday
  • 11月8日 Student Holiday
  • 11月23日 Thanksgivingにちなんで勝手に休み
  • 11月24日 祝日 – Thanksgiving Day
  • 11月25日 Thanksgivingにちなんで勝手に休み
  • 12月22日 – 1月2日 冬休み
  • 1月16日 祝日 – Martin Luther King Jr Day
  • 1月27日 Movable Student Holiday
  • 2月20日 祝日 – President’s Day
  • 4月7日 Student Holiday
  • 4月10日 – 14日 春休み
  • 5月29日 祝日 – Memorial Day
  • 6月12日 – 8月26日 夏休み

 

どんだけ休んでの、君たち?って話ですよ。

 

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祝日は日本よりも少ない印象ですが、アメリカの祝日の問題点は、企業も休みになる祝日とそうでない祝日がある点。たとえば10月10日のコロンバスデーなんかがいい例ですが、多くの企業はお休みにはならず、普通に働かなくてもなりません。でも公立校は当たり前のように、さもアメリカ国民の権利であるかのように、休みます。結果、親が有休を取るか、チャイルドケアを手配しないといけなくなるのです。サンクスギビング(感謝祭)やクリスマスは企業も学校もお休みになりますが、そういう場合も学校側はその前後も含めてがっつり連休にしてしまいますが、企業で働く親はそうはいきません。

 

きわめつけは夏休み。いやいや、2ヶ月半の休みってありえないだろう!その間宿題もないので、子供たちは遊んでばっかり。夏休みの友と自由研究はどこ行った!

 

ご存知、アメリカでは子供たちだけで家に残しておくことは違法なので、親は「キャンプ」と呼ばれるチャイルドケアを手配することになります。これは夏休みだけでなく、学校が休みになる日に町中のチャイルドケアがキャンプの広告を打ち出すわけですが、これがまた高い。私の住むエリアは特に生活費がかかるエリアということもあり、1日キャンプに送ると子供ひとりにつき、なんだかんだ言って100ドル近くしてしまいます。それを冬休みの10日間、春休みの1週間、夏休みの2ヶ月半って考えると・・・、いや、ホラーですよ、マジで。

 

キッズウィーク ワーキングママ 負担 アメリカ

 

私はそれでもこういうクソ高いキャンプに子供たちを送り込んでいましたが、職種によってはキャンプ代のほうが高くついてしまう場合もあるわけです。そうなるとパパとママが協力して有休を取り合って、学校が休みになるたびに家で子供たちの面倒をみる、というのをやっている家庭もけっこうあります。そしていざ家族旅行のための有休を取ろうという頃には、有休が残っていないという、当たり前すぎる現象が起きます。

 

で、日本のキッズウィークに話を戻してみると、この有休を取るのはパパのほうかママのほうかという話になり、どうしてもママになっちゃうんじゃないかな、と予想するわけです。子供が生まれようが付き合いで当たり前のように飲みに行ったり、奥さんの出産にも立ち会えなかったりと、まだまだママの負担が多い社会だから、いきなりキッズウィークが導入されたとしても、企業側も、人々の考え方も、社会の構造も、急に変わることは難しいでしょうから。

 

しっかし急ですよね。来年からの導入を検討って、保育園とか学童とかの準備もあるだろうに。こういうのが少子化をさらに促すのではないかと、個人的には思ったり。働く親側の立場がイマイチ伝わってないというか。

 

キッズウィーク導入に思う、アメリカの学校のお休み事情あれこれでした。

 

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