子供たちの学校のイベントに行ってきました。寄付金集めのためのイベントなのですが、子供たちが(学校側に洗脳されて)ものすごく張り切っていて、どうしてもイベントを見に来て欲しいというもので、自宅勤務の合間に30分ほど見に行ってきましたよ。

 

 

ファンランというイベントなのですが、まず生徒ひとりひとりがウェブサイトに登録し、出資してくれる人を探します。それは親だったり、祖父母だったり、応援してくれる近所のおばさんだったり、とにかくお金を出してくれる大人ですね。それで一周走るたびにいくら出してもらえるのかの約束を取りつけ、決められた期間、またはランニングのイベント当日に実際走って、後ほどチェックを送ってもらうかオンラインで支払ってもらうという仕組み。

 

英語で書かれたステップはこんな感じ。

  1. Students run laps around a track we set up.(生徒がトラックを走る)
  2. Families gather pledges from people they know.(家族が知り合いから寄付を募る)
  3. Sponsors easily pay their pledge online or by check.(スポンサーがオンラインかチェックで支払い)

 

アメリカの学校は寄付で成り立っていると言っても過言ではありません。うちの子供たちが通う小学校は新設校で、当初は校庭の遊具も、じゅうぶんな数のパソコンも、とにかくなーんにもありませんでした。そこでPTAが寄付金集めに奔走。毎週のように「遊具設営のために、寄付をお願いします」とメールが届きました。寄付の額によってもらえるレベルが違い、一番低いレベルで20ドルくらい、一番上のレベルだと1000ドルくらいだったんじゃなかったかな。

 

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あとはPTAのイベントがどこかのお店で行われ、売り上げの一部が学校へ送られるとかね。

 

寄付はそういう大きいものだけでなく、文房具などの細かいものもそうです。学期の始めには大量の文房具をクラスのために持って行かされるのですが、学期途中にも「色鉛筆が足りないので、寄付を募集します!」みたいな感じで、メールがきます。そして必ず持って行っていく人がいるのが、アメリカのよいところ。

 

寄付は金銭だけではなくて、ボランティア活動も含まれます。歯科検診などのイベントがあるときはそのサポート、クラスの読書を手助けするボランティア、生徒に配る紙を切るボランティアなどなど、多岐にわたります。今日も、ファンランの会場設営や水分補給ステーションの手伝いなどのボランティもありました。

 

学校のボランティアってなかなか参加したくても、平日仕事をしているとできないものです。と、思いきや、アメリカ人は仕事を抜け出して参加したりするのです。そのくらいボランティアや寄付文化が根付いているという証拠ですね。

 

こういうのを見ると、アメリカは効率的にできているな、と感心します。お金に余裕があれば寄付もボランティアもするし、きつければできる範囲のことをするし、生活に困窮していればカフェテリアのランチが無料になったりなどの手当ても受けられます。余裕のある人が社会に投資をし、困っている人はそれを享受できるわけですから。

 

寄付 アメリカ

 

ビルゲイツなどの大富豪たちも財団を作ったりして、当たり前のように社会に還元しています。学校、図書館、美術館などの施設に行くと、備品にそれを寄贈した人の名前を冠してあるのが目に入ります。その当たり前のボランティア精神が、子供たちにも受け継がれていくんですね。

 

ちなみに寄付をすると、その分税制優遇装置が取られます。そのためにみんな寄付をするんだなんて言う人もいますが、それは税の恩恵というよりも、自分のお金は自分が選んだ場所で使われたいから、ではないかな。

 

私は日本で募金箱に1円たりともいれたことがなかったのですが、こちらでは寄付の機会があればするようにしています。お金には少しは余裕があるのだから、その分を社会に納得いく形で還元、というか、社会の未来への投資、といった感じでしょうか。

 

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