会社を辞めて独立、起業をしようと考えている方々は、こんな先行き不透明な世の中だからこそ、相当数いるかと思われます。毎日満員電車と、アホな上司と、ナンセンスな会社の方針で、神経をすり減らすんだったら、自分の実力を信じて、フリーランスで仕事をしたい、と、ついつい考えてしまいますよね。それでもやはり会社員でいたい理由は何なんでしょうか。今日は会社員でいるメリットをリストアップしてみました。

 

安定した月収または年収

 

起業をしたら、自分が仕事をした分だけお金が入ってきます。納得いかない会社の方針に従ってクライアントを逃したりすることもなく、すべては自分次第。でもこれは逆の言い方をすれば、自分が動かなければ、自分がいい仕事をしなければ、その分収入が減るということ。とてもシビアな世界です。

 

スポンサーリンク

 

収入の増減は、あなたの仕事のクオリティーによるものだけではありません。例えばお盆休みに実家に帰れば、その分の仕事量が減り、収入も比例して減るかもしれません。自分が動かなくても収入が入ってくるシステム作りが完全にできていればある程度収入は安定させることができますが、そこまで行くのには時間がかかるし、たとえシステムが出来上がっていたとしても、やはり自分が対応しなければいけない案件というのは、社長であれば絶えないものです。

 

福利厚生

 

これは給料と同様、アメリカですとお給料以上に大切になってきます。アメリカは民間の健康保険が驚くほど高額なので、会社を通して入るのが一般的。ところが会社を辞めて起業したとなれば、その保険額はすべて自己負担になるのですから、大変です。自分だけならともかく、家族全員分となればそれこそ驚くほどの金額になるのです。ですから私の周りでは、夫婦で分担し、どちらかがフリーランスで働くならば、もう片方が企業で働き、家族全員分の健康保険を担当するパターンが多いです。

 

他の忘れがちな点として、会社勤めならば、面倒な従業員のための給与計算や健康保険の加入などすべて知らないうちにやってもらっていますが、起業したら自分自身がそのような仕事に多くの時間を費やすことになります。

 

社会的信用

 

フリーランス vs 会社勤め

 

今の会社で素晴らしい営業成績を収めたあなたは、素晴らしい営業マンなのでしょう。でもその営業成績は、会社がバックについているからこそという面もあるのではないでしょうか。この会社の営業マンならばおかしなことにはならないだろう、ひとまず安心、という意識が、お客さん側にあるからこそあなたとの契約書にサインをするのかもしれません。

 

私は自分で会社を興し、日本の多くのベンダーさんに当たってくだけろ的な取引依頼をよくしますが、返事が返ってこないこともとても多く、返ってきても「この話はなかったことに」というパターンもよくあります。これが私が今まで働いてきた超大手企業の名刺を出したら、返事は全く違ったものになっていたと思うのです。それも含めて、自分のビジネスを大きくするやりがいにつながるのですけどね。

 

責任の所在を他人任せにできる

 

「うちのマーケティングは考えが古臭い」「人事は本来の人事評価の仕方が分かってない」「うちの課長アホ」など、会社勤めをしていて、同僚と会社の愚痴をこぼすことってありますよね。でも愚痴を言えるうちはラッキーなのかもしれません。起業したら、売り上げが伸びないのを人のせいにはできないわけですから。

 

私は長年IT関係の仕事をしているので、どちらかと言うとサポート役だったり、実際にセールスの人たちが勝ち取ってきたプロジェクトに従事します。それを10年以上続けると、どうしてただプログラムを組むだけで毎月お給料がもらえるのかの感覚が鈍ることがあります。ものを売ってこそなんぼなのに、ただコンピューターに向かうだけでお金がもらえてしまうって、よく考えると不思議なこと。そしてその不思議さに気づくのは、起業して、ものが売れなければお金がもらえない当たり前の仕組みにぶち上がってからなのです。

 

同僚や上司

 

企業勤めならば、先輩後輩などの同僚や上司が必ずいます。愚痴をこぼしたくなるような同僚もいますが、メンターになってくれる素晴らしい上司に出会うこともあるでしょう。うちの会社はマヌケばかりで、お手本になるような同僚はいない、と思うかもしれませんが、休憩時間にふと立ち話をしたりできる同僚の存在はとても大きいものです。起業すると「これは本当に正しい道なのか?」と不安に思う瞬間が訪れ、そんな時に隣の席に座っていたマヌケな同僚の顔が浮かぶかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか。前回は起業をするたった二つの理由をお伝えしましたが、会社員でいた方がいいメリットももちろんあります。後悔しないためにも、メリットもデメリットも吟味する時間が、キーポイントになりそうですね。

 

スポンサーリンク