テキサス出張続行中です。

 

毎朝ホテルのシャトルでトレーニング会場や打ち合わせ先まで送ってもらうのですが、そのシャトルの運転手たちとなかなか深い話をするのが私の日課。テキサスの人たちはみんなフレンドリーなので、車に乗り込むやいなや、すぐに話しかけてきます。「君、中国人?」とかね(笑)。こういうのでムカつく人も多いようですが、他意のない多くの場合は私は気にしません。その辺のことは以前書いたことがありますね。

「Are you Asian?」発言で、なぜ私は気分を害されるのか?

前置きが長くなりましたが、今朝乗ったシャトルの運転手と興味深い話になったので、今日はそのお話です。

 

 

その運転手さんはアフリカはジンバブエからの移民だそう。どのくらい運転手をしているのかと聞くと、他の仕事と掛け持ちしていることを教えてくれました。早朝から昼までは運転手、午後から夜まではレストラン、それからはセキュリティの仕事をしているんですって。それを聞いて、「あれ?聞き忘れたけど、あなた人間よね?睡眠時間が必要な人間よね?」と、聞いちゃいました。あ、つまんないアメリカンジョークですよ?

 

彼は8年前に、当時ガールフレンドだった女性との間に娘ができ、結局そのガールフレンドとは別離。彼は娘を養うためにアメリカへ来ることに決めました。彼のご両親が娘さんの面倒をみて、彼はアメリカで仕事をいくつも掛け持ちして、できる限り娘さんのために送金をしているそうです。

 

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びっくりしたのが、8年前に新生児だった娘さんをジンバブエに残してからは、一度も会ってないそう。なんてかわいそう、と思うのは第三者の私たちで、彼自身は娘さんを養うことにしっかり集中している様子でした。

 

毎日とても疲れている、とこぼした彼。「もし娘がいない人生だったら、仕事はひとつで、結婚相手を見つけ、毎日平和にのんびりと暮らしているところだよ」と笑って言っていました。そうだよね〜、子供がいると大変だよね、と同意すると、「君だって、子供がいなかったら、違う人生を歩んでいるだろう?」と聞かれたんです。うーん、なかなか普段考える機会がないですよね。

 

まず私と夫の間に子供がいなかったら、と想像すると、夫の起業欲をもっとサポートしていただろうと思います。夫は起業の夢を未だに諦めていませんが、結局起業ってのは思い切って融資を受けて、最低数年は赤字覚悟で臨むものじゃないですか。でも子供がいる私たちにとって、数年どころか、数週間の赤字だって、困ります。

 

あと私自身のことですが、きっと大学院の博士課程まで進んでいたんじゃないかな、と思います。私はもともと学校で勉強するのが好きなタイプなので、お金稼ぎに直結しない分野を大学院で勉強していたんじゃないかな。

 

そしてもし子供がいないだけじゃなく、未だに独身だったら?

 

確実に言えることは、アメリカに20年近く住むってことはあり得ません。私が今アメリカに住み続ける理由は子供たちの教育のことと、それをサポートするための自分自身の仕事のためだけなので、家族がいなくなればアメリカに住む理由そのものがなくなるからです。

 

子供のいない人生

 

きっと旅をしながらブログを書いて多少のお金を稼ぐとか、海外でボランティアをするとか、最終的には日本の田舎に移り住んでそこから海外に向けて何かを発信するとか、もっと国際的なことをしていたはずです。

 

将来に対する考えの基盤が、家族中心なのと、自分中心なのとでは、将来設計が確実に変わってきますね。

 

子供たちのことも、夫のことも、とても大切なので、今の人生に後悔はありませんが、まったく別の人生を歩んでいただろうという想像はなかなか楽しいものですね。

 

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