今日は同僚とランチへ行き、いかに私たちの部署のマネージャーの面々がマイクロマネージメントかを語り合いました。それぞれの体験談がおもしろおかしくて強烈で、ランチ中笑いっぱなし。こんな面倒なことも一緒に笑い飛ばせる同僚に囲まれて、幸せです。なーんて、慣れないポジティブ思考アピールしちゃった。

 

マイクロマネージメントとは業務のあらゆる手順を細かく監督し、意志決定を部下に任せず、独自に行ってしまうマネージメントのやり方のことです。最後に成功さえすればやり方なんかどうでもいい、とは言いませんが、やり方を全て指図されると鬱陶しいものです。アメリカではこの手のマネージャーはものすごく嫌われます。自分に自信があり、意見を尊重されたがるアメリカ人にとって、マイクロマネージャーは憎き存在。私たちがアメリカ人のマネージメントに当たる際には、気をつけなければいけません。今日はそんな憎き存在のマイクロマネージャーの特徴を紹介します。

 

 

成果よりも、仕事のやり方に口を出す

 

「終わりよければすべてよし」とはよく言ったもので、アメリカ人は日本人以上に成果主義です。質の良いサービスを期日までに提出すればいいじゃないか、というのが、一般的な考え方。ところがマイクロマネージャーにとってはそれは許されない方針で、コードはこう書け、とラインごとにプログラマーの部下に指示したり、クライアントとのやりとりも自分なりのやりとりを部下に押し付け、しまいにはミーティングでのノートの取り方にまで口を出します。

 

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私は長い間コンサルタントとして働いていたので、多くの上司は成果主義でした。クライアントがハッピーであればそれで良し、というスタンスの仕事環境だったのですが、今の政府系の機関に勤めるようになって、マイクロマネージメントをする上司に何度かぶち当たり、かなりのストレスをためた経験があります。クライアントからのリクエストをあれこれ捻じ曲げてきたり、書くコードを夜中勝手に直されて翌朝ハチャメチャになっていたり、挙げ句の果てには会議でのノートの取り方まで指示されたり。中学生か!

 

こういうマネージャーには時を選んで、ガツンと言わなければなりません。それをいちいち反応していると関係は悪化の一途をたどるので、「これは譲れない」という場面まできたら、そのマネージメントの仕方がいかに自分のジョブパフォーマンスに影響しているかを話し合いましょう。多くの場合はそこで引き下がってくれるのですが、数ヶ月経つとまた忘れてしまうパターンが多いのですが。

 

部下が何をしているのか気になる

 

成果主義を謳っておきながら、部下が朝何時に出社し、何時間ランチに出て、夕方何時にオフィスを出るかを事細かに見張ってしまうのがマイクロマネージャー。そういう時間的ルールに関しては日本は会社単位で厳しいところが多いので、そう気にならないかもしれませんが、フレックス制がほとんどのアメリカでは相当嫌われます。家庭と仕事の両立が男性社員も女性社員も大切なお国柄ですから、朝子供たちを学校へ送るのが遅れたら職場に到着するのも少し遅れるわけだし、そういう時は夕方会社を出るのを遅らせばいいだけの話。ところがその5分10分を細かに気にされては、こちらもイライラが溜まります。

 

マイクロマネージメント

 

多くの職場では職場専用のスカイプのようなものを使ってコミュニケーションをとることが多いのですが、しばらくコンピューターに動きがないと、自動的にスカイプ上の自分のステータスがInactive かAwayとなります。マイクロマネージャーはそのステータスを逐次チェックし、10分以上Inactiveが続くと、「どこ行ってたの?」「長めのランチだったね」なんて嫌味を言ってくる場合もあります。どんなマネージャーがそこまで細かく監視してるかって?私のマネージャーです(ため息)。

 

対処法はやはり要所要所で意見陳述をすること。私のマネージャーの場合は悪気がない場合がほとんどで、ただ気になってしまうだけなので、境界線は越えるなよ、と時々リマインドしないといけません。ただコントロールフリークの病的なDV男、失礼、マネージャーだと、逆上する場合もあるので、どうしてもひどい場合は、シニアマネージメントを巻き込む必要があるかもしれません。

 

全体像を見ずに、細かい部分に干渉する

 

マイクロマネージャーはどうコードを書くか、どう会議のノートをとるか、など細かいことに神経を注ぐため、会社の経営方針などの全体像を見る暇がありません。そうするとどういうことになるかというと、チーム全員が同じような仕事をして、誰もリーダーシップをとらなくなるため、仕事の効率が悪くなったり、向かう方向がバラバラになることがあります。マネージャーたるもの、クライアント側のマネージメントと話し合って問題を解決しなければならないのに、そのマネージャーが毎日コードを書いてるわけですから、半年後に提出したプロダクトはクライアントが望むものでは全くなかったってオチで終わるのも常。

 

私の知ってるマイクロマネージャーは、上層部から言われたことをただ闇雲に終わらせることに神経を注ぎます。残業や週末に仕事をすることも構わず、とにかく終わらせればいいという考え。そうするとどうなるかと言うと、恒常的に忙しくなり、そのプロジェクトプランニングの仕方に問題があるという実態を誰も把握できなくなります。それはそうですよね、何が何でも終わらせてるわけですから。そして毎年仕事量が増え続け、クオリティは下がり、最後はみんなが燃え尽きるという事態になりかねません。

 

常にステータスを知っておきたい

 

ひどいマイクロマネージャーになると、1日に何度も立ち寄ってステータスを知りたがります。部下は会議やランチによって席をはずすこともありますから、半日全く進展がないことだってありますが、それでも知りたい、いわゆる束縛彼氏、失礼、束縛上司ですね。

 

こういう上司には、やはり「ほうれんそう」のアップデートをして落ち着かせないといけません。メールでのやりとりもすべてCCをしてあげる。めんどくさいですが、それくらいで落ち着いてくれて、後々仕事をやり直す労力を省けるなら、その価値はあります。

 

いかがでしたか?「私の上司、実はマイクロマネージャーだった!」なんて方もいらっしゃったかな。できればマイクロマネージャーにぶち当たらないのが一番ですが、扱い方を知っておけばあなたのオフィスライフが少しは改善されるはずです。

 

マネージャーの役目は、部下たちが気持ち良く効率良く仕事ができるようにお膳立てをすることです。それによって生産性が上がり、会社全体の利益につながるのです。マイクロマネージャーはその役目を放棄し、細かく監督&指図することで、部下との信頼関係を壊し、会社全体の不利益に貢献していることに気づいて欲しいものですね。

 

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