今回のサンディエゴ出張ですが、実は日本からのプレゼンターや参加者と知り合う機会に恵まれました。普段日本人が周りにいない環境で働いているので、思っても見なかった巡り合わせに大感謝でした。アメリカ人と結婚した日本人妻、もしくは駐在員の方々というパターンは、日本語学校でお会いする機会はありますが、仕事関係で日本に関連する機会が皆無なので、今回彼らと出会って、いろいろ学ぶこともありました。そこで今日は1週間に渡るコンファレンスで日本人である彼らと毎日お話しして、気づいたことを7点ご紹介します。

 

 

若者が頑張っている

 

出会った方々は比較的若いほうだったようですが、皆さん会社の中枢を担うエリートさんたちでした。いろいろなことに対する知識が豊富で、お姉さんである私がいろいろ学ぶ機会に恵まれました。でも彼らが言うには、最近の日本では彼らよりさらに若い世代がなかなか頑張っているとのこと。

 

20年前に私が日本を出た頃は、まだまだ大企業で働いて出世するのが成功の証、みたいな風潮でした。今でももちろんそのような風潮は残っているのでしょうが、20代や30代前半などとっても若い世代は親がそんな大企業に裏切られて苦労する姿を見ているからなのか、起業家志望がたくさんいたりして、なかなか頑張っている印象を受けました。とてもいい兆候だと思います!

 

私も未知の分野で起業したりして紆余曲折をしているのですが、これが20代だったらもっと積極的に前に進めたのにな、と思うことがよくあります。守るべき家族やら持ち家なんかでがんじがらめになる前に、いろいろな冒険をする大切さは、40代で冒険したからこそぜひ若い人たちに頑張ってもらいたいこと。そんな私の思いは、実は私がよく知らなかっただけで、実はすでに実現しているのだと聞いて安心しました。日本もまだまだいける!

 

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英語頑張れ !

 

国際舞台で活躍するのにはやはり英語が必須で、まだまだ改良の余地があるな、と言うのが正直な感想でした。私は長くアメリカに住んで、大学も職務経験もすべてこちらですが、言語脳が未発達なもので、英語はまだまだネイティブと同様と言うわけにはいきません。だからこそ私の英語力を「え、20年もいるのに、そんな感じ?」と鼻で笑って欲しかったのですが、正直な話、彼らにはもうちょっと頑張って欲しいなと思ってしまいました。

 

パブリックスピーキングが問題なくできるほどの英語力は求めませんが、普段の意思疎通が問題なくできる程度の英語力は今後世界で生き延びていく上でマスト。その辺は皆さん承知している印象だったので、あとは場慣れする機会をどんどん設けて勉強あるのみですね。

 

英語圏でやってける人とそうでない人の差がはっきりする 

 

これが今回一番強く思ったことでした。今回仲良くお話しする機会のあった日本人は10人ほどいたのですが、その中でも「あ、この人は世界でやっていけるな」と思った人とそうでない人の差はすぐに分かりました。

 

物怖じしない強い気持ち、がキーワード。偉そうなことを言って、私も実はそんな強い気持ちはないんだけど、長く住んでいるせいで自然と身についたスキルでなんとか生き延びています。日本に在住している方々はもちろんそのような機会がないわけですが、それでも物怖じせずにアメリカ人の中に飛び込んでいく人たちと、知らない人とは目も合わせないような人たちと2極化していたのが印象的でした。将来世界に進出して生き延びることができる日本人と、残念ながらそうでない人たちがこんなに分かりやすいなんてびっくり。そして周りのアメリカ人たちもそれを感じ取って、より競争力の高い日本人の周りに集まっていました。

 

それは必ずしも英語力だけではない 

 

前述の「英語圏でやってける人とそうでない人の差がはっきりする 」ですが、それは必ずしも英語力だけではないのです。今回日本から世界中から人が集まるようなコンファレンスで発表をする人たちを拝見しましたが、彼らの英語は必ずしも完璧ではありません。時々聞きづらいことさえありました。でもそこで諦めないのが彼らの強みだな、と。

 

どんな質問にも答えよう。自分が興味を持った人には話しかけよう。さらにはもっと個人的に仲良くできるようにいろいろな話をしよう。そう言う前向きな気持ちは必ず周りに伝わります。それは英語力ではなくて、気持ちの問題なんですね。私のほうが英語力という面では不自由ないように思いましたが、私が引っ込んでしまうような場面でも、彼らは物怖じしていませんでした。すっごい感動!

 

日本人 海外 頑張る

 

日本は20年前と様子が変わっている

 

私が今までブログで日米の違いについていろいろ書いていましたが、いや〜おそらくいろいろ間違っていたんじゃないかと(笑)。日本は確実に変化しています。

 

たとえば私が日本にいた頃は転職をするのはまだまだ珍しいパターンで、どちらかと言うと会社の人間関係とかでうまくいかずに転職すると言うネガティブな理由が多かったように思います。でも特にIT関係に関しては、最近では転職はごく普通のことになっていると知りました。それはお給料アップのためっていうのもあるけど、自分のキャリアのことを考えての転職であることも多いんですね。今回参加していた会社の中には、新卒は採らないというところまであって、驚きました。うんうん、いい兆候だと思う!

 

あと離婚が珍しいパターンじゃなくなっていますね。4、5人にひとりはいる感覚かな、と聞いて、これも何となく安心。もちろんアメリカみたく恋人気分が保てないから離婚しまひょー、みたいな軽々しい感じはないのかもしれないけど、離婚するオプションができたのはいいことじゃないかな。

 

アメリカの観光情報をよく知っている 

 

これは別に今回初めて知ったことではありませんが、日本の観光客や駐在の方々は確実に私よりもアメリカの観光地に精通しています。サンディエゴにどんな観光名所があるかを熟知しているし(今回たくさん教えてもらいました)、ニューヨークにいたときも日本の友達に逆にレストランとか教えてもらっていた覚えがあります(笑)。地球の歩き方バンザイ?

 

賢い人たちは日本の競争力が落ちていることを知っている 

 

海外に出て勉強をしたり論文を発表したりするような人たちですから、日本と他国の差を熟知していて、このままじゃ日本はやばい、なんとかして挽回しないと、と強い危機感を持っています。私は日本在住の日本人の友人がかなり限られているので、その辺の空気感はつかめていませんでした。でも今回一線で働く方々とお話ししてみると、彼らは日本が置かれた状況と問題点をしっかり把握していて、その問題を打破するために努力をしていることが分かりました。このような方々がいる限り、日本は巻き返しを図ることができるな、と実感しました。あとはそういう人を批判する人たちに静かにしてもらえればいいだけの話・・・。

 

ほんと〜にいろいろな意味で勉強になった今回の出張。現実に戻って辟易していますが、私も彼らのように頑張りたいと元気をもらいました。さっそく大学の授業を取ろうと連絡を取り始めたところです。新しくできた日本の友人たちの頑張りがいい感じで伝染した今回の出張でした。

 

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