スマホにヤフーのアプリが入っているので、ふと隙間時間があるときに日本のニュースはここで最初にチェックします。その中で興味のある記事があったら、さらに他のソースで読み込むことにしています。ヤフートピックスから始める利点は、政治や国際ニュースはもちろん、芸能、スポーツ、地域ニュースまでと、幅広く情報が一度に手に入ること。周りに住む日本人の友達は私が芸能ニュースにあまりに詳しいので、「忙しいふりして、実は暇人」疑惑が止まないのですが、すべてはヤフーのおかげですよ!

 

そこで数日読んだのが、小林麻央さんのブログでした。ヤフーに彼女の記事があって、そこからブログ記事が転載してあったのです。

 

 

ご存知、小林麻央さんといえば、元アナウンサーで、現在は歌舞伎俳優の市川海老蔵さんとご結婚され、お子さんもふたりいらっしゃいますね。去年ステージ4の乳がんであることを明らかにし、それ以降闘病の様子をブログにて綴っています。

 

ステージ4といえば、痛みもひどく、抗がん剤の影響もあり、身体的&精神的なバランスを崩すこともあるでしょうに、頻繁にブログを更新されていて、強い女性だと感銘を受けます。母は強し、とはこのこと。かと言って、私が彼女の立場になったら、そこまでできる自信はまったくありませんが。

 

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彼女のブログにあることはよくヤフートピックスの芸能欄に転載されているので、今回の「浪漫飛行」というタイトルの記事も、いつもの調子で読んでいたのですが、ふとその記事についたコメント欄までスクロールして見ると、衝撃のコメントが並んでいて、心底びっくりしました。

 

「日本語下手すぎ」「ステージ1の段階で標準治療を行わなかった自分の責任」「セカンドオピニオン受けなかったんだから、仕方ない」「そんなことより、癌発覚後の経緯を具体的に書け」「実母が乳がんなのに、最初に癌発覚後、半年も放置したのが悪い」「自業自得」などなど。

 

いやいやいやいや。みなさん、どうしたんですか??ステージ4の癌と戦う人にかける言葉がそれ?実際面と向かっても、同じように声をかけるんでしょうか。

 

たとえばですね。私が新入社員のときに意地悪をされて、ものすごく苦労させられた人が、癌になったとしてですね。私はそれが自業自得だとは思わないと思うんですよ。かわいそうだな、完治するといいな、と心から思います。でもそのあとまた一緒に働きたいな、とはきっと思わないけど。

 

日本でよく感じたんですが、正義感を盾に、ものすごく冷淡、もしくは攻撃的になる人が多いな、と。私だって麻央さんが癌発覚時の早い段階で正しい治療を受けて、ここまで深刻にならなければよかったと思うわけですが、それは私個人の願いであって、人を責め立てるのに使うものではありません。

 

正義をふりかざす

 

先日、ユナイテッド航空でオーバーブッキングが起こった際に、乗客のひとりが無理やり引きずり出された衝撃的な動画が話題となり、世界中で大炎上となりました。そこでも「指示に従わなかった乗客の過失」「航空会社の権利」という人を何度も見かけたのですが(これは日本人でもアメリカ人でもありました)、その意見が正しいとしても、乗客を無理やり引きずり出して大怪我をさせることとは別問題で、正当化されるべきではないと思います。

 

芸能人の不倫騒動でも、震災直後の芸能人のブログに対して不謹慎だとか、一度正義感という盾ができるの、怖いものに知らずになる人が多くて、私はそれが怖いです。独裁政治も怖いけれど、正義感を振りかざす国民によるギロチンも怖い。

 

私の正義感は、基本は私自身の行動指針のためにある、と思うのです。その信念に従って国や社会を変えていきたいならば、矛先は個人ではないと思うわけです。

 

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