先日、子供たちが通う日本語学校の保護者たちの懇親会に出席してきました。現地校のアメリカ人ママたちの中にもいろいろな経歴の持ち主はいるけれど、こちらに住む日本人の方々はいろいろな経緯でアメリカまで辿り着いているので、彼女たちとそういう話をするのはとても楽しいものですね。

 

今回の懇親会では次女のクラスメートのお母さんと向かいに座ることになり、楽しくお話しさせていただきました。その会話の中で、そのお母さんと私の共通点を発見し、心底驚いたお話を今日はひとつ。

 

 

そのご家族は数年前にご主人の駐在という形で、私の住む地域にやってきました。その前はもちろん日本に住んでいたわけですが、なんとその住んでいた地域が私の実家のすぐ近くだったそうなのです。駐在前に通っていた小学校はなんとうちの娘たちが毎夏通う学校!これだけでもすごい偶然なのに、彼女たちのマンションは、次女がこの夏とても仲良くなってよく遊びに行かせてもらっていた親友が住むマンションと聞いて、ぶったまげました。

 

今はそのマンションを賃貸に出していますが、5年の駐在期間が終わる暁にはその自分たちのマンションに戻るそうです。ということは、彼女たちが日本へ戻ったあとも毎夏日本で遊べるってことになりますね。長い付き合いができそうで、今後お付き合いがどう発展していくのか、ワクワクします。

 

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しかしこの偶然、鳥肌が立つほど驚きますよね。いくら狭い島国とは言え、それなりに広い日本で、同じ小学校に通うというだけで、かなり低い確率じゃないですか。プラスこの果てしなく広い世界の中に駐在、私の場合は国際結婚するのに、アメリカとなったわけで、そんなふうに私とそのご家族がアメリカで出会うのもこれまたすごい。そして無駄に広いアメリカで同じ州で、同じ日本語学校で、子供同士が同じクラスで、同じ性別で・・・、いやはやありえない奇跡!お互い独身男女だったら、この運命信じて結婚してるパターンですよ。

 

いやしかしですね。こんな奇跡よりももっと驚いたことがありましたよ。それは・・・子供たちの反応がありえないほど薄いこと。「へ〜」って。・・・は?なに「へ〜」って??「今日の夕飯、麻婆豆腐?へ〜」って話ししてましたっけ、今?このありえない奇跡を大興奮して唾を吐き飛ばしながら子供たちに伝えていた私は、子供たちの反応に逆に度肝を抜かれましたよ。

 

「いや、っていうか、なんで驚かないの?」と聞いてみると、「だってたまたまじゃん」だって。いやいや、たまたまって次元じゃなくないか?地球の裏側にある日本にたまたまいたって、ありえない運命だからね?おい地球儀持ってこい!

 

そこで確信したんですが、結局うちの子供たちはバイリンガルとして教育を受けていて、日米を頻繁に往復するにも関わらず、世界はそんな経験のない周りの人とあまり変わらないし、国際感覚みたいなものも養われていないのかもな。世界を股にかけているような、そんな機会を与えているような気になっていましたが、彼女たちが知っているのは日本とアメリカのみ。それはもちろんアメリカだけ知っているよりも、日本だけ知っているよりも、若干広い視野を持っているのかもしれませんが、それでもたったふたつの国。夫がよく子供たちに「君たちはおじいちゃんおばあちゃんのいる日本のとある街と、広いアメリカにあるこのとある街しか知らないんだから、知らないことがたくさんあるんだぞ」と言い聞かせていた意味がはっきりしました。

 

子供 英語 国際感覚

 

もうひとつ確信したことは、いい意味で世界は狭くなったんだなってこと。彼女たちにとって、地球の裏側にある日本は、たまたま昼夜逆転してはいるけれど、ちょっと飛行機に乗れば行けるし、日本に住む人と話したければLINEですればいいだけの話。LINEでビデオ会話してもいいし。日本の生のニュースは時差なく入ってくるしね。そういう便利な技術に囲まれて育った子供たちにとって、国が違うってことは大した話ではないわけです。

 

私が子供の頃は、仲よかった子が沖縄に引っ越しなんて言ったら、宇宙に行っちゃうみたいな感覚だったし、ましてや外国の話なんて、本当に存在するのか分からない、自分とはまったく関わり合いのない夢物語みたいな感覚でした。だからこそ英語を勉強する必要性なんて、肌感覚で分からなかったし(だから勉強に身が入らなかった、という言い訳をしている)、日本よりすばらしい国がある可能性なんて、想像したことすらありませんでした。選択肢がある状況があまりに無縁だったから。

 

娘たちの世界は狭いし、でも確かに世界はある意味本当に狭い。そのふたつの意味を頭に入れて、これからさらに国際感覚を身につけて、世界に羽ばたいていってほしいな。そしてそのチャンスを提供し続けるのが、親としての私の仕事だな、と思います。

 

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