北海道で小学2年生の男の子が、森林に置き去りにされ、今も行方不明だとのニュースが話題になっています。置き去りにされた経緯は、両親がしつけの一環で子供を山林に置き去りにしたそうで、5〜10分後に戻った時にはもう男の子はいなかったそうです。そのあと2日間、130人の態勢で、範囲を15キロ四方に広げて捜索しましたが、手がかりは見つからなかったそう。そんなに深い森の奥だったんですね。

 

両親に非難の矛先がいっているようですが、やはり置き去りにした罪は大きいですね。アメリカでもタイムアウトと言って、悪いことをした子供を一人で部屋などにおいて、自分がやったことを振り返る機会を与えるしつけはよくやりますが、何も森の中でタイムアウトしなくてもねぇ。

 

 

アメリカでの育児についてよく聞かれるのですが、こちらでのしつけは「自立」がテーマだと思います。小さい頃から悪いことをした子供にはしっかり叱るし、ただそれは感情的に声を荒げるのでなく、「なぜそれをするべきでないか」を理路整然と説明します。そうやって自分で考える力を養うのが目的だから。

 

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小さい頃から、公共のマナーはしっかりとしつけられ、周りに迷惑をかけないように教えを受けるため、早いうちから精神的な自立を促されます。自分の無責任な行動が、どう社会に影響を与えていくかを、身をもって学ばせるのです。

 

私が最初にこの育児方法に触れたのは、私のホストマザーが、当時小学生だった子供たちにしていたのを見た時だったのですが、感動したのを覚えています。男の子が二人もいたので、そうやって説明をする機会は、1日に何度もあったのですが、お母さんはそれはそれは辛抱強く話しかけ続けていました。何度も、高速を運転中に傍に止めて車を下ろしたり、ご飯の時間が中断したりしながら子供と1対1で会話をしていました。腹減った〜、というのは私の心の声。

 

お兄ちゃんが弟のおもちゃを取ったら、「どうして取ろうと思ったの?」「前、弟があなたにおもちゃを貸してあげた時のこと覚えてる?」「もし自分がクラスメートにされたらどんな気分?」と怒ると言うよりは、会話をしている感じ。もちろん親の威厳はしっかりと見せるので、怒るときはトーンを変えてそれを子供にはしっかり伝えます。

 

しつけ アメリカ

 

親が公共の場で、感情的に子供を叱る光景はあまり見ることはありません。子供の自立を促すのに、親が大人のロールモデルにならなければいけませんから、冷静に親の威厳を見せなければなりません。

 

ティーネイジャーになってからも、その姿勢は変わらず。習い事や他のアクティビティも、基本的に子供の意思を尊重し、必要な際に軌道修正を手伝うくらいがちょうどいいとみなされます。

 

子供の人生において、子供を子供として扱うというよりは、人格を持った一個人として接し、子供を所有化しないのが大きな特徴。アメリカでは、高校を卒業すると同時に親元を離れることが一般的なので、それまでに子供を自立させるようにして、社会で生きていけるようにするのが、親の最大の役目と考える親が多いからです。

 

私は日本人ですから、できれば子供たちには結婚するまで家で一緒に住んで欲しいな、という淡い期待もあるのですが(笑)、だからと言って自立が必要ないということにはならず、私も他のママ同様、子供たちにはしっかりと自立できるよう、私なりのしつけを徹底しています。

 

早く行方不明になっている男の子が見つかることを、心から願っています。

 

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