大学から留学した私にとって、それ以前のアメリカの教育システムは新鮮そのもので、子供達から学校の様子を聞くのが毎日の楽しみ。ところ変われば、で、給食もない、掃除もない、プールもない、でも夏休みは無駄に長い、と、子供達から学ぶことと、学校からの連絡をすり合わせて、笑える苦労の連続です。でも異国の地の教育システムを、学校との微妙な距離感を保ちつつ、我が子の目線から眺められるって、とても良い勉強の機会だと感謝しています。

そんな私がどうしても気になってしまう、アメリカの小学校と日本の小学校のギャップのお話です。異なる点を10個にまとめたので、2日にわたって5点ずつご紹介します。

ゆるい

これはすべてにおいて言えます。先生はもちろん厳しく叱ることもあるのだけど、基本的に私の時代の学校の先生のような権威はないし、生徒たちもそんなのおかまいなしです。今となっては日本も変わったと聞きますが、私の時代はどうでもいいことで先生に叩かれたりしていました。あとこれは中学校ですが、前髪がオンザじゃないとだめとか、ヘアゴムの色は黒か茶色か紺色のみとか、あの手の校則は何か役に立っていたのでしょうかね。

アメリカの小学校

体育もハンパなくゆるい

私は運動オンチだったので、日本の小中学校での体育の授業がおなかが痛くなるほど憂鬱だったのを覚えています。カナヅチだった私を先生が怒鳴りつけて棒でつつこうとしたり、バスケットボールでのろのろしてると死んだほうがマシ扱いされたり、跳び箱が跳べないと怒鳴られるので必死に飛んだら予想通り転んで流血騒ぎを起こしたり。とにかく無意味にスパルタでした。日本の学校の先生はみんなドS。

こちらの体育(Physical Education、PEと言います)ははっきり言って、スパルタ体育の実体験者から見ると、ただの遊びです。ケイティペリーのRoarに合わせてダンスをしたり、小さな校庭をみんなで散歩したり、バスケットボールをお遊びでやったり、とっても楽しそう。体を動かすことの楽しさを教えるのが目的なんだから、これが正しい体育の姿だ、と体育に嫌な思い出しかない私は思います。

人前での発表がご褒美

 

教育システム アメリカ

ご褒美の一環として、みんなの前で何かを発表する機会をもらえることがあります。Show and Tellで、自宅から宝物を持ってきて、それをみんなに説明するご褒美も低学年では特に一般的。目立つことが嫌いだった私にとっては、そんな機会はたちの悪い罰ゲームとしか思えませんでしたが、子供たちはそれをとても楽しみにしています。手を挙げて発表するのもみんな積極的。日本では一部の子ばかり挙手をしていますよね。

教科書がない

こちらの小学校では教科書は配布されません。先生がプリントしたものを教材として使い、それが採点されて家に戻ってきます。親はそれを見てどんなことを勉強しているのか知る仕組み。だから小学生の子供たちのかばんはとっても軽い!お弁当くらいしか入ってません。

宿題が親まかせ

これはエリアによって異なるのですが、私の住むエリアは学校でのカリキュラムがどう考えても簡単すぎて、学校では難しいことは習ってきません。2年生でかけ算やらないってどういうことなの?それではどうやって他の国と学力を並べられるのかというと、それは宿題。個人の能力に応じて授業内容や宿題が変わるので、かけ算を授業でやっていなくても、できることを先生に見せればその能力に応じて教材や宿題が出されるようになっています。うちの子供たちは土曜日に日本語補習校で、日本の文部科学省の決める内容に従っているので、現地校での内容よりも格段に難しいことができます。よってがっつり難しい宿題を持って帰ってきて、親の負担が増えるパターン。

教育熱心な家庭は、我が家のように補習校や、公文やチューターなど、何かしらの補助的な教育をすることが多いです。

いかがでしたか。こうやってみると、アメリカの学校はリラックスしていて楽しいけれど、成績や将来の進学については親に重い責任がかかってくるように思います。だからこそ、そのムードを楽しみつつも甘えることなく、将来への準備をしていくことが大切です。

追記:アメリカと日本の小学校で大きく異なる点、残りの5点を更新しました。

アメリカと日本の小学校で大きく異なる10のポイント(後半)


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