別部署との会議で知り合った同僚が、全組織に向けてのプレゼンをするというので、応援しに様子を見に行ってみました。というと、聞こえはいいですが、同じ技術を使う別部署の同僚なので、偵察と言ったほうがいいかもしれない(笑)。

 

彼のご両親は中国系の移民で、でも彼自身はアメリカで生まれ育ちました。だから英語はネイティブだし、プレゼン中のやり取りなんかもものすごくアメリカ人っぽかったです。彼のプレゼンの終わりには「Great job!」なんて挨拶しに行ったけど、完全に敗北宣言。まぁ、別に勝ち負けは考えてなかったけど、とっても上手でした。

 

 

それでも私もアメリカで働き始めて15年。人前で発表する場面も何度か乗り越えると、自分なりのやり方ってのが分かってきます。私は結局のところ外国人だから、英語もアクセントどころか、文法だって言い回しだってネイティブとは違います、っていうか確実に劣ります。でもやり方によっては、好印象を与えるプレゼンも可能なので、今日はその私なりのコツを8点挙げてみました。

 

シンプル・イズ・ベスト

 

一番大切なことかもしれません。アメリカ人のプレゼンを聞いて、なんだかとても難しそうなことを言っている気がして、自分も普段使わないような語彙や表現を並べ立て、プレゼン中に使おうとしたことはありませんか。私はあります(恥)!でもこういうときに限って、聞き手はさらに混乱し、トンチンカンな質問をしてきて、そのときに始めて「伝わってなかったんだ」と知る悪循環。

 

英語がネイティブじゃなかったら、逆にシンプルな方がいいと思います。誰にでも分かる言葉と表現を使って、まったくその分野に精通してない人でもある程度内容がつかめるような感じで話すのがちょうどいいかな。その方が質問も活発になって、聞き手みんなが参加してくれているんだと安心します。

 

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キーワードを使う

 

シンプル・イズ・ベストと言いましたが、それでもキーワードは絶対に外してはいけません。分野において違うので一概にはあげられませんが、その分野でそのキーワードを言えば、だいたい何を話しているのか分かるってことありませんか。そういう言葉は早めに出して、聞き手に内容を早めに頭に入れてから聞いてもらうのは賢い選択です。

 

ゆっくりしゃべる

 

一度自分のプレゼンを録音・録画してみるとよく分かるのですが、私たちは緊張すると、思ったよりも早い口調で話しています。それでも伝わっていればいいのでしょうが、アクセントの強い日本人が早口でしゃべると伝わらないことがけっこうあります!

 

一度、プレゼンテーションのクラスを取ったときに、自分の発表を録画してもらったことがあります。それをクラス全員の前で再生して自分なりの感想を述べて、クラスのみんなにもフィードバックをもらうという公開処刑スタイルでした。いや〜そのときの拷問ぶりったらありませんでしたよ。私ったら、あんな風に喋ってんだ?英語云々より、なにこの声質?なにこの背格好?なにこの顔?なに存在してんの?と、自分死ねレベルの拷問。

 

話を戻しますが、「ゆっくり話しすぎ?」と思うくらいがちょうどいいかもしれませんね。

 

いい例を使う

 

私が一番気をつけることがこれ。どんなに頑張っても私の説明をまどろっこしいので、いい例をしっかり考え抜いて、それを本番で使います。そうすると「百聞は一見に如かず」じゃないですけど、理解度がぐんと上昇して、プレゼンもスムーズです。私の説明で「ん?」と思った聞き手も、例を見て「ああ、そういうことね」と自分なりの解釈に結びつけられるので、トンチンカンな質問をされることもありません。

 

英語 プレゼン

 

原稿を読まない

 

一度どこかのコンフェレンスで、日本からのプレゼンターがプレゼンをしていたのですが、下を向いて原稿を読んでいるだけで、場が白けていたことがありました。スライドに読んでいる文章が、読めないくらいの細かい字で書いてあるので、そのスライドをもらってしまえば済むこと。イコールわざわざプレゼンを聞くことがない、という結論になってしまいがちです。

 

スライドにはキーポイントだけを書いて、あとは自分の言葉で説明しましょう。ゆっくりシンプルに説明すれば必ず伝わるので、あまり心配しないように。

 

アイコンタクト

 

プレゼンテーションのクラスを取ると、いろいろなアドバイスをもらえるのですが、その一つがアイコンタクトの4秒ルールでした。ひとりひとり4秒ずつアイコンタクトを交わしながら、プレゼンをするというもの。日本人には難しいけれど、それがアメリカ人がカンフォタブルに感じる秒数ということでした。スピーチ中に自分で4秒数えながらアイコンタクトをしてみると分かりますが、4秒は思っているより長いです。

 

他にはスライドは英語だと左から右へ読むことになるので、最初に目が行きがちな左側にプレゼンターは立つといいそうです。

 

質問をある程度予想しておく

 

怖いですよね〜、質問。私も戦々恐々としていますよ。だからこそある程度でいいんですが、どんな質問が来るのか予想しておくことは大切です。チーム内で話し合っておくのもいいですね。

 

それもあって今回別部署の同僚のプレゼンを見に行った私。私も来月に同様のプレゼンをすることになっているので、果たしてどのエリアにみなさんの質問が集中するのか参考になりました。セキュリティ関係が多くの技術者の間での懸念事項なので、どうやらその辺かな、メモメモ。

 

人・人・人

 

手のひらに人・人・人・と書いて、飲み込むおまじないは効きます。っていうか、自分が落ち着くジンクスがあるなら、なんでもいいんです。私の同僚のスコット@アメリカ人男性は、人前で話すのが大の苦手で(アメリカ人でもそういう人はけっこういます)、でもなぜか最近マネージャーになってしまったのです。人前で話すことが増えたスコットですが、私は知っています。彼はいつも手の中にペーパークリップをいくつか握りしめながら、人前で発表していることを。持っているだけで落ち着くんですって。

 

いかがでしたか。人前での発表は胃が重いですが、終わってしまえばあっという間だったな、と感じるのが常。サクッと乗り切りましょう!

 

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