職場に転職ではありますが、新入社員が3人まとめて入ってきました。まぁ、アメリカなので新入社員という概念はほとんどの場合なくて、ある程度の職務経験を持って入ってくるのが一般的です。ただ私たちのチームに配属されたクリス君は3年前に大学を卒業したばかりの若者。私が大学を出たての頃に比べれば、アメリカ人だし、語学的問題があるわけでもないし、ずっと上手に職場に溶け込んでいますが、それでも助けてあげたいと思ってしまうことがいくつかありました。

 

そこで今日は新入社員が職場に早く慣れるために、というよりも、早く職場のあれこれをうまく乗り越えるために、私が大切だと思うことをご紹介します。

 

 

空気を読む

 

日本人特有かと思われそうですが、アメリカ人も空気は読めるんですよ!空気を読んでも自分のやり方を貫く人がいるというだけのことで、アメリカ人もしっかり状況を把握しようと努めます。新しい職場にくると、その最初のステップは大切かなと思います。

 

たとえば今回の3人の新入社員のうち、ひとりは発言マシーンでした。とにかくなんでも手をあげて意見を述べて、できるマネージャーぶりをアピールします。それ自体はわりとみなさんすることなのでいいのですが、彼のようにコンサルティング業界からきた人は、私たちの部署にくると喋りすぎる印象です。とにかく私の部署はトップダウン形式で、上に逆らうと面倒なことになるのがみんな分かっているので、反対意見はもちろん、上の人の発言に付け足すときも様子を見ながらという空気があります。その中で「あ、それ俺知ってる!」みたいな感じでガンガン発言すると、どうしても浮いちゃいます。現に新入社員の彼が発言しまくったミーティングのあと、「彼は大企業のCEOみたいな行動ぶりだよね」と、影でジョークを言う社員がいました。アメリカ人がそう言うジョークを言うときは、いくぶんかの本音が混じることがほとんどなので、きっとそう感じた社員は他にもいたことでしょう。

 

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意思決定のされ方を把握する

 

これは先ほどの続きになりますが、ビジネスの決断がどのようにされるのかを早い段階で把握することが大切です。たとえば前述のとおり、私の部署では意思決定がすべてトップダウンで、私たちに直に関わってくる大切な決断ですら、私たちのレベルまで伝達されるのは最終段階です。だからその意思決定に関わりたい場合は、根回し的な方法が欠かせなくなってくるのです。カジュアルな感じで自分の意見をさりげなく伝えたり、チーム再編成で一緒に働きたくないマネージャーがいる場合、別のチームに行くことが部署にとっていかに有益かと言うことを、これまたさりげなく伝える必要があるわけですね。それを決断はどのレベルの社員からでもいいものがあればどんどん採用する、みたいな社風の会社からくると、空気を読まずにガンガン発言してしまい、あいつ面倒みたいなレッテルを貼られることがあります。

 

要注意人物を特定する

 

もしかしたらこれが一番かもしれません。社にひとりはいる厄介者を早い段階で把握しておくと面倒なトラブルに巻き込まれません。そう言う厄介者って、少し話して分かればいいんですけど、多くの場合なかなかそう言う面を見せてこないんですよ。

 

たとえば別チームのマネージャーのSさんは、うちの子供たちの年齢も近いし、育児の話題なんかで普通に盛り上がるんですが、マネージメントミーティングではかなり意地悪な面を出してくると、別のマネージャーの同僚からよく聞きます。たとえば他のチームの社員がよい査定をもらおうとすると、「え、でも、彼はいつもランチタイム1時間以上とってるわよ?」とか発言してきたりします。実は前回の査定で私は一番よい成績をもらったのですが、その際も「でもたもものチームはコンサルタントを多数雇ってて、仕事はほとんど彼らがやってるって聞いたけど」となんとか私がその成績をもらわないように発言してきたと言うのです。あんなにフレンドリーにうちの娘たちがかわいいとか褒めてくれていたのに、なんてひどい話!

 

だからできるだけ多くのネットワークを持つようにして、情報収集をすることは大切。別に噂話の中心になる必要はないし、逆にならないほうがいいんだけど、それぞれの噂話に気を配ると言うよりも、それぞれの社員の人となりはある程度把握しておいたほうがいいかと思います。

 

新入社員 早く慣れる

 

査定の方法を知る

 

私の部署では社員の査定は、マネージャー全員が集まって決めます。もちろん一番の影響力を持つのは直属の上司ですが、その上司のピアーたちも話し合いに参加して、公平性を維持しようと言う意図ですね。必ずしもそれがうまくいってるとは言いませんが・・・。

 

でね、そういうスタイルの査定だと、直属の上司を喜ばせることはもちろん一番大切だけど、ほかのチームのマネージャーたちにも恩義をある程度売っておいたほうがいいと言うことになりますね。自分の直属の上司がいい成績をくれようとしていて、それに反対意見が出ない程度は最低でも気を配っているとよいです。

 

あと成績によってどの程度のメリットの違いがあるのかを知っておくといいかな。たとえばうちの場合、成績は9段階に分かれているのですが、昇給額という観点からいうとほーっとんど変わらないのです。社会主義か!ってレベルです。だから査定に固執して競争的な雰囲気を出すよりも、ある程度の成績がもらえるように日々の仕事をそつなくこなし、周りとうまくやって行くほうが仕事面でも将来的な昇進という面からしても、よいというのが私の部署です。その辺の感覚を早い段階からつかめると、自分の限られたエネルギーと時間を効率よく使えますね。

 

まとめ

 

4つ挙げましたが、どれも仲良くできそうな人、信頼できそうな人を見つけることが一番ですね。でもそれが一番難しいという噂!目を皿のようにして、周りの同僚たちを観察するのが、転職を複数回繰り返して、今の所生き延びている私のやり方です。

 

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