SMAPの解散ドラマによって、日本中、いやおそらく世界中(ごく一部のJ-Popオタクだけど)に激震が走ったのが先週。だからスマスマでの公開処刑で、さっさと解散しちゃえばよかったのに、思ったのは私だけ。その後のスマスマでの5人、awkward (ぎこちない)だったもの。仕事上で問題が起こると、仲間感覚での付き合いって難しくなりますよね。仕事じゃなかったらいい友達になれたんだろうけど、って愚痴はよく聞きますし。

 

SMAPとは似ても似つかない我が夫は何人かの友人や、仕事を通して知り合った人たちと一緒に、起業しました。起業とは言っても本業の合間にですから、まだまだ起業家とは呼べませんが、たまの夜とか週末によく集まって会議をしたり、コードを書いたり、忙しく楽しくやっていました。活動を始めて2年弱になりますが、その中で途中で去った人も加わった人もいます。

 

ただやっぱり仕事と友達をミックスするのは難しかった!仕事上で問題が起こってしまったら、スマスマで目も合わせらないほど険悪になったキムタクと香取くんのように、人間関係も大きなダメージでした。今日はそんな芸能ニュース、じゃなかった、友達との起業の失敗談のお話です。

 

 

現状

 

複数集まっての起業となればもちろんいろいろな理由やドラマが存在するのですが、今現在彼が苦しんでいるのは一番苦難な状態かも。技術を一手に担当していたCTO(Chief Technology Officer 最高技術責任者)である友達が音信不通になったそう。電話にもメールにもテキストにも答えず、家に行くべきか迷っているけど、抱え込んでしまうタイプの人なのでそれも失礼かと夫は困っています。

 

もともとそのミスターCTOはためこむタイプで、協力して何かを作り上げるよりは、一人で解決して誰にも意見されたくないタイプ。私はそれを知っていたので、横から「本当に大丈夫~?」なんて夫に聞いたこともあったんだけど、夫も費やせる現金があるわけでもないので、彼を社員として採用することはできずに、共同経営者として二人がメインで舵を取ることになったのです。でも途中から技術的なことでミスターCTOに解決できないことが増え、いらいらし始め、結局音信不通。うーん、なんともかんとも。予想通りというか、なんと言うか。

 

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夫としてはクライアントに自分一人で謝って信用をなくして今までの関係を無駄にするよりも、開発に関してはミスターCTOが鍵を握っていて彼のほうとやり取りしてくれ、と伝えたほうがいいんじゃないかと考えています。そうね、どちらにしてもこのビジネスが頓挫するんだとしたら、できるだけダメージの少ないほうがいいかもしれない。

 

今回みたいな場合って、どうしたらよかったんだろう。私がよく記事を読むentrepreneur.comで、「5 Things to Know Before Starting a Business With Friends(友人と起業する前に知っておきべき5つのこと)」という記事があったので、今回の事件が起こる前に、ここから学べることがあったのかどうか考えてみましょう。

 

友人と起業する前に知っておきべき5つのこと

 

Stay in your lane(自分のレーンにとどまれ)

 

起業においてまず最初にそれぞれの役割を決め、それぞれが仕事の異なる部分を担当するようにするということ。そうすることによって、それぞれの長所も短所もカバーされます。

 

友達と 友人 起業

 

Have the tough conversation early(難しい会話は早めに)

 

給料や役職などのタッチーな話し合いは、引き延ばせば延ばすほどさらに難しくなると述べています。

 

Business are not democracies(ビジネスは民主主義・デモクラシーではない)

 

ビジネスは公平さだけを求めていては先に進めないということ。会議でみんなの同意を得てから何事も決断できればそれが一番だろうけど、機が熟してないこともあれば、みんなの同意を待てない場合もあります。起業したばかりのときは、毎日少しでも進歩することが、全員の同意を得ることに躍起になるよりも大切。

 

New perspective are crutial(新しい観点はものすごく大事)

 

長いあいだの友人と起業すると同じようにバックグラウンドで、ブラインドスポットにお互い気づかない場合があります。新しいアイデアを持ってきてくれるようなパートナーも必要。

 

It pays to include everyone(社員を仲間はずれにしないようにしよう)

 

起業したばかりのときは、どこでもかしこでも新しいアイデアを考えたり話し合ったりで、決断やブレインストーミングが勤務中の会議室で行われるとは限りません。その際に新しいチームメンバーをはずさないように注意しましょう。

 

参照: 5 Things to Know Before Starting a Business With Friends

 

今回の夫の起業の問題点にあてはめてみる

 

1の「Stay in your lane」に関しては、夫はそのとおりにやりました。夫はCEO、そしてミスターCTOと、セールス担当のB氏と、顧問弁護士のR氏。そこまではよかったんだけど、今回技術面が完全に頓挫してしまう前に、逆にある程度お互いmultiple hatsをかぶって関与すべきだったのかな?

 

2の「Have the tough conversation early」も、思ったことをすぐ口にする面々がそろったので、ちゃんと話し合ってたように思えます。でもそれが夫の思い込みで、何でもすぐ口にしていると思っていたミスターCTOは、本当は胸のうちの不安とかをシェアできていなかったのかな、と今になって思います。

 

3はみんなバランスとっていっていたんじゃないかな。それぞれの経験に基づいて役割がはっきりしていたので、自分である程度の決断をして、ステータスミーティングで報告っていうのがパターンだったように思います。そのミーティングで、「その決断はちょっとどうかな?」と議論することはあったけど、お互い敬意を払って話し合っていました。

 

4はこの5つの中では一番足りなかった部分かもしれません。みんな本業あってのサイドビジネスだったので、お互い話し合って、それぞれがうまくやってると思い込んで、それぞれが抱えている問題や、ましてやブラインドスポットなんて気にする余裕がなかったように思えます。でもだからと言って、新しいアイデアを持ってこれる人がいても、それを取り入れるほどのBandwidth(余裕)があったとは思えないけど・・・。

 

5は顧問弁護士のR氏は一人隣町だったから集まりに参加しないこともあったけど、他のメンバーはしょっちゅうビールとか飲みにいって、起業の夢を語って飲んだくれていたような。だからここに問題はなかったと思います。

 

結論

 

ミスターCTOが悩みを打ち明けて、みんなで技術的な問題を解決することは可能だったけれど、そういうふうに助けを求めることができない彼の性格に気づいてあげられたら、というのが唯一の改善点だったのかもしれません。せっかくがんばってきたビジネスがここで頓挫してしまうのは悔しいだろうけど、後もう少しできることをやって、悔いのないようにしたいそうです。そんな夫とSMAPを心から応援する私です。

 

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