アメリカにいると、足元をすくわれちゃいけないと、いつも気を張っている私ですが、日本では守られている感と周りに対する信頼度の高さで、リラックスモードです。肩肘張らずに、少しばかり気を抜いていても足元をすくわれる心配のない日本にいると、とっても楽チン〜。今日はそのお話をしようと思います。
まず最初に、守られている感を強く感じるのには、治安の良さが大きく貢献します。もちろん最近は日本も良くない事件が増えましたが、アメリカのそれと比べればまだまだ安心。終電で帰って、夜道を一人で歩くのは少し怖いけれど、アメリカで「撃たれるかも」「襲われるかも」みたいな恐怖感というよりは、「おばけ出たりして」みたいな感じです。道で酔っ払って、まっすぐ歩けない人とかも未だに見かけるので、日本もまだまだ安全なのでしょう。
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医療費が冗談のように安いのも、守られている気分になります。私たちが滞在する私の実家の自治体では、子供の医療が一回かかるのにたった200円!昨日までいた石川県のとある市ではなんと無料だそうですよ。3分ドクターに診てもらうのにコーペイで35ドル、後で80ドルとかの請求書が医者から、30ドルがラボから来たりするアメリカとは大違い。日本でなら救急車に乗って何十万の請求が来て、払えないと分割で借金する必要もないし、大病で破産する可能性もアメリカよりも少ないのでしょう。
信頼度の高さの理由は、カスタマーサービスや学校とのやりとりで、相手がしっかりした仕事として、無茶で常識はずれなことをしないと安心してやりとりができることからきています。アメリカでは自分のentitlement(権利)を主張して、それをできるだけ実現することに、大きなエネルギーを使います。でも日本ではそれが当たり前のように手に入るので、戦う必要がない!電話料金の超過料金を取られ、それが間違いであることを証明するのにどうして2時間もたらい回しにさせられなければならないのでしょう。カスタマーサービスもマナーもいいし、知識もしっかりしているので、アメリカのように嫌な思いをさせられて、「でもこいつらのせいでストレス溜めてもしょうがない」と自分に言い聞かせるのは、実はとても疲れることだし、人生に必要のないことなのです。
今回、子供たちは日本の小学校に通っているのですが、学校側は長女のナッツアレルギーに対処するために、真摯に対応してくださいました。どうやって給食から除去するか、教頭先生と栄養士と1時間あまり原材料リストを見ながら対処法を考え、もし何かあった場合の処置も精一杯やると、とても責任感のある態度でした。これがアメリカの学校で、しかも体験入学なんて言ったら、絶対にお弁当を持ってくるように言われます。万が一、子供にアレルギーを起こさせて、親に訴えらたりでもしたらたまりませんから。
他にも「天候の関係などで親が迎えに来れなかったら、教師が帰り道に家に送り届けたりも臨機応変にしちゃいますんで」なんて、免責事項を羅列された契約書に署名させられるアメリカではありえない、人と人の当たり前の誠意と責任感がベースになった関係性に驚きました。
アメリカ人とやりとりをしていると、常に自分の身を守ることを念頭に行動をしなければならない戦闘態勢が、正直疲れるのです。日本のように、お互いの誠意と常識を信じてやりとりをできる社会は、移民が少ない日本ならではなのでしょうかね。本当に素晴らしい。
戦わなくていい国日本、戦闘態勢でいなければならないアメリカ。そんな二国を行き来すると、何に価値観を置いて、住む場所や暮らし方を選ぶべきなのか、という人生における本質的な疑問にぶち当たるのです。
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