日本へ来て2週間になりました。友達と会うのにアクティブな毎日を送っています。日本を出て18年にもなると、アメリカナイズされてしまう部分もあり、つい日本人の混雑した駅などでのマナーに苦言をすることもありましたが、今回少し考えが変わりました。と言うのも、アメリカ人の方が公共の場でのマナーがいいと言っていたのですが、それはただスペース的&体力的な余裕があるだけの話ではないかと。

先週今週と、私と子供達だけで電車に乗ることが何度かありましたが、大きなトラブルはありませんでしたし、一度なんてサラリーマンらしき人に次女は席を譲ってもらっていました。これにはびっくり!あれ?日本人ってこういうことするっけ?お年寄りや妊婦さんが乗っていても、寝たふりをして、席を譲らないイメージがあったんだけど。

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他にも、電車の座席に座るおばあちゃんの前に立った長女に、「おばあちゃんすぐに立てないから、席を譲れなくてごめんね」なんて謝られていました。そこからそのおばあちゃんと、ちょっとしたsmall talkに発展したり。

でもこういう電車や駅でのよい思い出は、電車がさほど混んでいない昼間や週末の話。夜に友達と会った帰りの混んでいる車内では我先にと車内に入ろうとする人が多いせいで、慣れない私は電車を降り損ねたし、狭い通りですごいスピードで向かってくる自転車を避けようと右左どちらに避けるかマゴマゴしている私に悪態をつく人もいました。

満員電車

こう考えると、日本人に対して私がマナーが悪いな、と思うことは、人混みとか限られたスペースなどのマイナス要因が大きい時に起こりがちだと気づきました。朝からあの人混みプラス湿気の中、駅を移動し、狭い電車の中ではおしくらまんじゅう、会社に着けば、これまた狭いオフィスで額を突き合わせながら仕事しなければならず、キュービクルもないだろうからプライバシーがないのも疲れます。これでストレスがたまらない方がおかしい。あの満員電車は、はっきり言って人間の乗るものじゃありませんからね、ブタ箱ですよ。

アメリカは都市部だと、混雑していて、スペース的制限もありますが、それは東京やその近郊の比ではありません。東京都内でのあの息苦しさは、ほんっとに独特なもの。私はアメリカの首都近郊に住んでますが、首都も家の近所も日本より断然広々していて、人も東京のように多くありませんから、人疲れすることがありません。そうすることによって、ご近所さんに笑顔で挨拶も出来るし、街中で困った人がいたら声をかけられるし、ドアだって後続の人に開けておいてあげるのもとても簡単。でも日本の都会で、ブタ箱に乗った後に同じことをしようと思ったら、老体に鞭打って相当頑張らないといけませんから。

都市部の駅構内や街角でイライラさせられることが多い日本ですが、人ごみとは関係なしに個人ベースで付き合ってみると、日本人はとても温かくて、情が深くて、親切。どこの馬の骨だか分からない私を観光に連れ出してくれたり、ご馳走してくれたり、子供たちの学校の先生も親身になって話を聞いてくれて、外見マナーが良くて親切そうなアメリカ人も中身はドライですから、それに慣れてる私にとって、ちょっとだけ粘着質な日本人のお節介なほどの親切心は新鮮でありがたい。そしてそう言った驚くほどの親切心は、のんびりした田舎へ行けば行くほど出会えると気づきました。

だから将来日本へ家族で移住することがあったら、田舎暮らしがいいんじゃないかな、と思います。美味しい和食と、のんびりすぎる時間と、有り余るスペースと、驚くほど親切な人たちと、冗談みたいに安い医療費と、それだけあったらアメリカに住む意味合いは予想を超えて減ってくるのです。

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